3つ目は「前を向く」です。
スタートの時はロボットを観客に向かせて置くのですが、ロボットがいろいろと動くと、だんだんとどちらが観客側か分からなくなります。 ライントレースなどで黒線をたどらせるのであれば、方向は関係ないのですが・・・
で、今回は、方位センサーを使用しました。
ちなみに、Yは、方位センサーの仕組みは理解していたのですが、「地磁気」という言葉を知らなかったようです。
NXTに接続できる方位センサーは、海外の通販などにありますが、いかんせん高いです。
結局、秋葉原の秋月電子の方位センサーを使いました。 これは以前TJ3で実験していたものです。
NXTとの接続は、これまた以前に組み立てた「自作センサー接続キット」を使いました。
ちゃんと紹介していなかったのですが、ここにあります。
この組み合わせで、結構簡単に方位センサーが出来ました。
で、この方位センサーですが、8方向の分解能しかありません。 北を向かせると、確かに北を向きます・・・でもアバウトなんだよなぁ。 北だったり、北東に近かったり、北西寄りだったり・・・
そこで、一旦北に向かせてから、ゆっくりと西方向に回転して、北西になったところで止める。
ということにしました。 これで少しは、毎回同じ方向を向く、ということが実現できました。
ロボットが必ず前を向く、回転したあとに前を向いて止まる。
こんな当たり前のことに、こんなに苦労するなんて・・・
今回のYのロボットは、センサーはこれしか積んでいません。 光センサーもタッチセンサーも何もありません。 う~ん単純!
方位センサーは、サッカーチームは当然のごとく装備しているもののようです。 いつも、サッカーコート上で地磁気の乱れが問題になります。 今回の杉並区立科学館の講堂では、地磁気の乱れは無かったようですね。
実は、電子工作の師匠から、方位センサーの精度を上げるのに、方位センサーボードを2枚接続する方法を聞いていたんですが・・・実験する暇がありませんでした。 いずれ実験したいと思います。