歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

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円をばら撒き・ドルを貯め込み・固定相場制に戻るか?

2012年11月24日 15時55分25秒 | 金融・経済

政治家の日銀に対する発言は半分正当であり、しかし本質的ではない。
本当は誰でも知っている、為替が全ての根源です。

理屈は簡単です、円安にすれば良いのです。ただ実行できるかどうかです。


処方箋は

1.紙幣を滅茶苦茶刷り、世界をびっくりさせ紙幣の価値を落とす=円ばら撒き策。
2.固定相場制に又はドルペッグ制に戻し、1ドル=200円に固定する。
3.又は1と2を組み合わせる。


固定相場制
 中国が世界の市場に参入する前には、元を対ドル数分の1の価格に
固定して、つまり極端な元安にして参入したのです。それが中国の人件費が
安くなり企業を誘致できた理由です。すごく簡単な問題です。従って
儲けたドルを国が買い受けて、元の価値を低下維持させる必要が
有るので外貨=ドルが滅茶苦茶溜まるのです。これが中国が
金持ちになった大戦略です。

戦勝国の戦略
 これは、生意気な敗戦国、日独の経済を抑えるために、又ソ連を抑えるために
中国を取り込む必要のあったニクソンの時代から始まっていることは既に
証明しました。日独ソ連を潰す戦略でもあるのです。これをまず
理解すべきです。ソ連は潰れましたが、日独はまだです。


インフレ政策=ばら撒き策
 1の戦略ー日本が戦後経済発展したのも、戦前の一ドル数円だったものを、戦後の
インフレを防ぐ目的で1ドル360円と言う、滅茶苦茶な円安にしたからです。
つまりこの時のポイントは、戦地から帰る国民や戦時国債の支払い等で多大な
お金が必要になり、滅茶苦茶にお金を刷って大インフレを起こしたからです。


近隣窮乏化策
 高橋是清政策が、不況から世界に先駆けていち早く不況から脱出したのも同じです。
金本位制を辞めて、金の保有量からに縛られずに、通貨管理制度で必要な
お金を刷ったからです。所謂、近隣窮乏化策。お金を沢山作って、
ばら撒けばインフレになり、同時にその国の紙幣の信用が
無くなるので、その国の紙幣が安くなるからです。
そうすれば輸出で多大な利益を生みます。

処方箋は簡単
 全て単純な事なのです。相手の国よりも沢山の紙幣を作り、紙幣の信用や価値を
低下させて、貿易上有利に立てば良いのです。これをしているのが、現在の
欧米です。特にアメリカはニクソンの時代からそれを戦略としているのです。
つまり、欧米の非難を無視して、どんどん紙幣を作り、更にドルを
市場から買い取り、ドルを高く維持するのです。
中国以上に外貨を増やせばよいのです。

問題はどのくらい紙幣を作るかです。経済力もない国が勝手に紙幣を沢山作れば
インフレからハイパーインフレになります。しかし日本は生産力が有り余っている
国ですからその恐れは全くありません。ただ他の国が相対的に困るのみです。

つまり自国の利益のために他国を犠牲にし、どれだけ紙幣を作るかです。
これを今欧米先進国は、恐慌を防ぐ名目で行っているのです。

中国の真似をしますか?
 中国の政策、実質的な固定相場制をとるのも良いでしょう。とりあえず1ドル=
200円に固定すればどうでしょうか? 世界一の繊細な技術をもつ、日本の製品が
半値近くになったら、だれも韓国や中国の製品は買いません。今でさえ、
中国の安かろう悪かろうにうんざりしているのですから。
倍の値段になった韓国の製品は誰も買いません。


世界最高の技術が、安くで買える、こんなに素晴らしいことは有りません。
10年で世界を経済的に支配出来ます。夢のような話です。


ドル飲み込み政策。
 忘れていました、もう一つ良い策が有ります。スイスの様に宣言して、ドルを無制限に
買い込む事です。これでスイスフランはぴたりと止まりました。1ドル100円
になるまでドルを買い込むぞと世界に向かって宣言し、実際買い込むのです。

さて問題は、変なプライドはあるが実行力のない知恵者=官僚がどう出るかです。
彼らは米の言う事しか聞きませんから、どうします? 政治家の皆さん?
臆病な保身者には、背水の陣は困難でしょう。





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もっと粛清を・生贄を求める時代

2012年11月24日 10時49分36秒 | 戦争

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121124-00000112-san-soci
教職員の粛清。不適切な勤務で、不当な給与。


いつも言っているように、今後は知恵者の受難の時代です。真実はどうであれ、1990年からの
バブルの崩壊は、知恵者の崩壊と同じであり、知恵者の受難の時代が来ると予測しました。
知恵者とは、官僚・教職員・医師・会計士・弁護士・宗教関係の指導者等などです。

時代の第4波は、知恵者の粛清の時代です。粛清と言っても革命に伴う激動の変革時代では
ないので、かわいいものですが、其れでも時代はスケープゴートを求めています。
官僚は自らの粛清は最後に回しますから、今後が楽しみです。

政権を追われた人たちが、再び政権に返り咲いてから、どれだけリベンジ出来るか?
これが庶民の楽しみです。庶民は精々劇場=劇場型政治で楽しむだけです。




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破綻しつつある日本の社会主義電力業界

2012年11月24日 09時28分58秒 | 国益
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121123-00000073-jij-bus_all
デフレの時代に、12%とか、8%の値上げ。完全に破綻した日本の電力政策。


これでは、庶民が苦しむだけではなく、企業も日本でやっていけません。
2015~2019年の最後の円高は企業の断末魔の苦しみが見えます。

ただでさえ日本の電力料金は世界でも高いと言われます。原子力政策含めてエネルギー
戦略は破綻したと言うべきです。従って関係者は責任を取らなくてはいけません。
彼らの世界では、効率性や経済性は全く無視されているようですから。


電力業界の権力の移行なくしては、時代を乗り切ることは出来ません。今後の商品の
時代のエネルギー価格の上昇、更に2020年からの巨大な円安を乗り切る
為にも、電力業界の解体と根本的なシステムの変革、完全な競争の導入、
完全な民営・資本主義化を図る必要が有ります。

脳なしの文科系が理系の世界のトップに立ち、寄生している現状を変えることなしに
値上げするとは、官僚に騙されて民主党も完全に腐りつつあるようです。
これでは日本の産業の空洞化は促進します。解散後に値上げとは、
国民もとことん舐められています。

例え、電力業界が政治家を丸め込んで、今回の危機を乗り越えても、2020年からの
巨大な円安で、輸入に頼る日本のエネルギー価格は暴騰し庶民の懐を直撃
しますから、庶民の怒りでいずれは電力業界は解体再編されます。
戦後の支配階級間の微妙な調整が始まると言う事です。


 
そして、2138年日本の資本主義が崩壊するときは、あの恐ろしい革命がやってきます。
最も私はその時は天国にいますから、全く関係ないですが・・・・。





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