第一次三国同盟・日独伊三国同盟は、一方では防共同盟でもあった。
当時のヨーロッパは、ロシア帝国が共産化し、ドイツや他のヨーロッパ諸国も
大なり小なり共産化の危機が迫っていたのであり、日本はソ連共産主義と
さらに中国共産党の戦略の罠にはまりつつあった時である。
一方アメリカも共産党が活躍し、中ソ共産党に援助をしつつ日本封じ込めを
図っていたのである。結果として中ソの共産党は戦勝国となり大戦後の
米と対決することとなったのです。これは彼らの責任の尻拭いを
自らしたのであり、ある意味日本は被害者である。
そして現在、親中派が圧倒的に米の政権民主党に巣食っている以上、日本の今後の
四面楚歌は避けがたいものとなっています。既に米仏は半社会主義政権に
乗っ取られている以上、日本は覚悟すべきです。英米仏と社会主義政権
が登場し、中国・朝鮮と仲良しになるのは避けれないのです。
ここに必然的に、防共協定である、第二次三国同盟+ロシアが誕生する所以です。
独と伊は日本とほぼ同じ資本主義の時代ですので、社会主義政権化する可能性は
ありません。高度な発展した資本主義国としての後100年の未来が保障
されています。一方英米仏はやがて社会主義化します。
ロシアは共産主義から脱した知恵者の国であり、資本主義の手前の時代にいます。
日本でいえば、徳川幕府の時代、身分社会の時代にいます。勿論帝政に近いですが
武人の時代=戦国時代=軍国主義の時代ではありません。
いわゆる資本主義の時代にはなりません。
今後ロシアが日本にとって非常に緊要な国になります。ロシアが今もっとも恐れているのは、
極東ロシア領やシベリアの行方です。このままいけば中国の支配下に入ることは
可能性大です。そもそも国境は時の国家の勢力次第で、ころころ変わって
来たのですから、ソ連が崩壊後中国が侵略しても不思議ではありませんし、
既に中国は極東ロシアは自分のものだと主張しています。
米も極東ロシアや北極でロシアと対決するはずです。手負いの熊はハンターの
対象です。今回は逆にアメリカが社会主義国としての登場です。
ここに日露の協力があり得るわけである。うまくいけば、日本の援助に対して南
樺太や千島は再び日本領となる可能性大です。ロシアもシベリア以東を
総て中国にとられるよりは良いでしょうし、日本のお金と技術がシベリアを
潤せば、樺太や千島を日本にくれてもお釣りは出るはずである。
新潟からドイツまでシベリア新幹線を開通させれば、日本の明日は盤石です。
ロシアはもうソ連ではありません。中国に狙われた手負いの熊です。
日本に助けてと言っているのです。これが読めなくてはいけません。