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欧州中銀総裁「量的緩和、必要なら16年9月以降も」
国債買い取り、1銘柄上限を引き上げ
2015/9/4 0:09 (2015/9/4 1:23更新)日本経済新聞 電子版
【フランクフルト=赤川省吾】欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は3日の定例理事会後の記者会見で、
❶ 金融政策について「手段をすべて使う」と改めて語り、国債を大量に買い取る量的緩和策の拡充を排除しない考えを明らかにした。
❷ 2016年9月末としている量的緩和の終了時期を「必要なら」延期するとも語った。
❸ ドラギ氏の発言を受けて金融市場では追加緩和観測が強まり、ユーロが売られる一方で、欧州株はほぼ全面高となった。
欧州中銀は同日、政策金利を据え置く一方で、景気認識を下方修正した。ドラギ総裁は足元の域内経済について「予想よりも成長ペースが鈍い」と指摘。15年の実質成長率の見通しを年1.4%と6月時点よりも0.1ポイント引き下げ、17~18年も下方修正した。
中国などの新興国の景気が減速したことを受けて「世界的に景況感が悪化する可能性がある」とし、輸出の減少を通じて「(欧州景気の)下振れリスクが高まった」と結論づけた。
ただ景気回復の動きが止まったわけではないため、
❹ すぐに追加緩和に踏み込むつもりはないようだ。3日の理事会では「規模の拡大などは議論しなかった」と明言した。
❺ ECBは現在、月600億ユーロ(8兆円)規模で継続している国債の買い取りに関連し、一銘柄あたりの買い取り量の上限を引き上げることも決めた。国債などを買いやすくする狙いがある。
❻ 3日の外国為替市場ではドラギ総裁の発言を受けてECBが追加緩和に動くとの受け止め方が広がり、ユーロの対ドル相場は一時、1ユーロ=1.11ドル台に下落した。緩和マネーが流れ込むとの期待感から英国やドイツなど欧州の株式相場は全面高となった。
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いつもの勝手解釈。
● 今回は追加の緩和はしないと明言したことは、今回の暴落・ギリシア危機を煙幕とした
暴落=利益確定の儀式は予定通りの事です”と言っている事と同じでしょう。
● 株式市場は全面高となったという事は、その意図を知らないインサイダー以外の
投資家に安心を与えて、暴落はすぐに収まりますから市場に戻るようにと
語り掛けているのです。カモに永遠に逃げられては商売になりません。
● 言い換えれば、インサイダーの投資家に、ねぎを背負ったカモが又戻るから、
狩りをもう少し楽しみましょうと語っているのです。
● つまり、もっと暴落させて、利益確定の儀式=調整時期をもっと伸ばして、
さらに儲けましょう”と語っているのです。
● 来年9月に予定した最後の暴落時期は延びました。という事は、安心して今回の暴落時期を
延長してたっぷり、カオスの中で儲けましょうという事と同じ事なのです。
● つまり、最後の上昇波動≒最後の暴落前の上昇には、たっぷり時間を作ってあげるから=
2016年の9月の暴落時期は延期しますから、今回の暴落の調整期間を
延長してもっと儲けましょうと語っているのです。
● 繰り返せば、緩和が伸びる事を好感して、投資家が市場に戻って安心して株価が上がった所を
売り浴びせて、儲けるのです。つまり暴落の底にはまだ到達していないという事なのです。
● 何せ中国を含めての新興国の危機は今から本番ですから、暴落の理由は幾らでもあるのです。
● 今後の株式市場の動きが、私の穿った見方が正しいかどうかを、示してくれるでしょう。