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㌟から見たホームレスの増加と地に落ちたUSA/今回の商品価格暴騰は失速するのか?

2015年09月24日 13時47分33秒 | 経済戦争


★ http://www.cnn.co.jp/usa/35070860.html?tag=cbox;usa

米ロサンゼルス、ホームレス増加で非常事態宣言

2015.09.23 Wed posted at 18:36 JST

ロサンゼルス中心部近くの路上で座り込むホームレスの男性

(CNN) 米ロサンゼルスは22日、ホームレスの増加に対して非常事態を宣言した。エリック・ガルセッティ市長は同日発表した声明で、危機打開のため1億ドル(約120億円)を拠出すると表明、ホームレス支援の対策を打ち出した。

ホームレスサービス局の統計によると、ガルセッティ市長が就任してからの2年間で、ロサンゼルスのホームレスは12%増えた。原因として、手頃な家賃の住宅が不足していることや、シェルターが足りないことを挙げている。

ロサンゼルスはシェルターに入り切れない人口が全米で最も多く、ホームレスの数は推定2万5000人を超す。スキッドロウ地区は歩道上で暮らす男女の野営地になっている。

今回打ち出された対策には、手頃な住宅の提供、非営利団体や宗教団体が運営するシェルターの支援などが盛り込まれたほか、ホームレスの住居の確保や対策基金設立の予算として、毎年1億ドルを拠出。短期的にはホームレスのためのサービス拡充に1300万ドルを充てる。

ガルセッティ市長は「助けを必要とする人たちをすくい上げ、取り残された人たちに手を差し伸べれば、我々の理想をかなえることができる」と強調している

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● USAの理想は既に、幻となった事は、現実を見れば分かります。金利のサイクルから見れば、
  1966年から2000年までの金利の上昇は成長を上回っている事が理論から見えます。

● 赤線のダイヤモンド形の部分は、まさに過去からの成長の果実≒庶民の蓄えを根こそぎ
  奪う形になっています
。従って2000年からの不景気には、庶民は持ちこたえる事が
  出来ないのです。それがホームレスが増える根本的原因でしょう。

● 2000年からの金融緩和は、特に2007年の暴落からの金融緩和は、経済の成長には殆ど寄与して
  いない事が分かります。それではそれはどこに行ったのか? 株などの金融市場に
  流れたのです。言えば博打場に流れたのです。

● 失業したのに、父ちゃんが失業保険を博打につぎ込んで、家計には回さず、最終的には
  家をも失った状況と言えます。それでは誰が儲けたのか? 当然胴元です。
  2000年からの株価の上下は、不況なのに、2000年の倍近く上がる株価で、
  今までいない形を呈しています。

● つまり、アブク銭が経済の成長ではない、金融資産の世界に流れ、投機家同士のつぶし合いが
  見られる世界
なのです。つまり共食いの世界です。安くなった金利を武器に、
  借りたお金で最大限にレバレッジを効かせての、共食い合戦です。

● 共食いの世界では、他の者に配慮をしている余裕はないのです。それがホームレスの大増加と
  言う事なのでしょう。アメリカンドリームなどはとうの昔に消え果ているのです。

● 今は景気サイクルの8の段階ですが、9の段階まで(2018~2019年まで)景気は悪化しますから、
  ホームレスはまだまだ増えるという事なのでしょう。もし今年金利を上げても、
  2017年前後の最後の大暴落で、金利は再び下げざるを得ないでしょう。

● それが失敗した金利の上昇と言う事です。

● 2019年前後から、東京オリンピックを控えて、同時に世界の景気も最後の上昇期に入ると
  思われます。東京オリンピック景気です。ホームレスの減少はそれから始まる
  と思われます。再び庶民が蓄えを開始する時です。

● しかし、図から見ても分かるように、今後来る30年㌟の景気の上昇期は、わずか10年ほどです。
  つまり、2029年前後で失速する可能性が高いのです。丁度1919年から1929年年末まで
  10年かけて急激に上がった株価の大崩壊時と似ています

● 前回の世界恐慌は、1857年から起こり1949年で終わったスーパーサイクル第(Ⅲ)波の崩壊の
  結果と言う事になります。スーパーサイクル第(Ⅲ)波崩壊では体制は崩壊しません。
  結果は、世界大戦と言う事での、大金融緩和と大増税での、不景気脱出作戦でした。

● その時に大緩和したお金を回収したのが、1949年からの金利の60年㌟です。
  1949年の底から上がった金利の60年㌟は、まだ終わってはいないのです。
  終わるのは2019年前後と思われます。60年より少し長いですが・・・。

● 戦争の傷をいやして、お金を回収するのに、それだけの時間がかかったという事でしょう。

● すぐに株式市場の大崩壊が2029年前後から起こりますから、とてもじゃないが庶民の蓄えは
  十分ではありません。そこに2029年から2046年までのスタグフレーションが起これば、
  庶民の蓄えはすぐに底をつき、ホームレスの大増加が、2046年までに起こります。

● 今回のホームレス大増加と次回の環境が異なるのは、今回は金利が低くデフレ気味であるが、
  つまり物価は低くいので少しは過ごしやすと思われるが、次回の不景気2029年~
  2046年はスタグフレーションで物価が高い
ことです。図からそう見えます。

● つまり、庶民の蓄えが十分でないまま、インフレが起こり、不満が頂点に達するのです。
  2046年は270年の資本主義の寿命が来るときですから、前回の様に戦争で
  不満を対外的にそらすことは出来ないのです。
  つまり、革命時期と言う事です。


★ 話は変わるが、最近ゴールドマンサックスが、原油価格は今後15年間下がり続けると
  予測
しています。つまり、2030年まで下がるという事です。
  20ドル台をも視野に入れているようです。

★ 彼らの予測は殆ど当たります。もし予測が本当なら、今までの30年サイクルに合わせた
  商品価格の予想は、根本的に見直しが必要
と言う事になります。

★ つまり、次回の商品の大暴騰は、2046年前後が有りえるという事です。つまり、スタグフレーション
  の頂点です。この意味は、商品価格の大暴騰は、金利とほぼ連動しているという事です。

★ もしそれが本当なら、今回の商品価格の暴騰は軽く済む可能性が高いという事です。
  つまり、予測の仕切り直しと言う事です。

  
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