「スペイン無敵艦隊をイギリスが破った」
という歴史は教科書で習います。
実はその裏で、オランダもスペイン無敵艦隊に
匹敵する100隻の大艦隊を破っていました。
しかし、この歴史を習うことはありません。
いったいなぜでしょうか?
「イギリスの産業革命が世界を大きく変えた」
という歴史は教科書で習います。
しかし…
「近代的経済制度はオランダから始まった」
という事実を習うことはありません。
いったいなぜでしょうか?
それは…
オランダの覇権を奪い取ったイギリスが、
オランダの栄光の歴史を黒く塗りつぶし、
イギリスの栄光の歴史だけ語ったからです。
結果、、、
オランダのスペイン大艦隊撃破が、
スペインの覇権転落に繋がったという事実も…
中央銀行の元祖と言っても良い
アムステルダム銀行を生み出し、
世界金融を支配したという事実も…
圧倒的な海軍力で、
アジアの海を支配したという事実も…
詳しく知ることができなくなりました。
そもそも、オランダ自体に光が
あてられることがなくなりました。
オランダの繁栄の様子はもちろんのこと、
その衰退の様子も闇に包まれたままです。
しかし、オランダの繁栄と衰退の歴史から
私たち日本人が学べることは沢山あります。
例えば、ヨーロッパ中が戦争をしている間、
オランダはただ一人、安定と平和を維持し、
産業を発達させ、稼ぎまくっていました。
この姿は、第一次世界大戦中の
日本とそっくりではないでしょうか?
オランダも日本も他国の戦争の裏で
経済的成功を収めた点が共通しています。
その結果なにが起こったか?
経済的な利害対立による外交関係の悪化です。
オランダはイギリスと。
日本は連合国軍と。
関係のモツレはそのまま戦争へと発展し、
オランダも日本も悲惨な運命を辿ることに
なりました。
「歴史は繰り返される」と言いますが、
オランダの歴史は日本の歴史と共通する
点が多く、他にもたくさんの教訓を
得ることができます…
世界初の経済覇権国オランダー
その興亡史から私たち日本人は
何を学べるのでしょうか?
三橋貴明
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
● 波動から見る、資本主義的覇権の移行は、
エリオット波動からみれば、必然の結果という事になります。
❶ 資本主義の第一波=初めの山 オランダの覇権
第一波は元の木阿弥近くに戻るのが、エリオット波動の神髄です。
従って歴史にはその活躍は痕跡程度という事になります。
実際はインドネシアを支配下に置き資本主義的に植民地収奪した国です。
❷ 第二の山=第三波 イギリスの覇権
誰でも学ぶ、七つの海を支配下に置いた英国の覇権です。
たくさんの植民地を持っていましたし、今は宗主国として威張るのが関の山です。
❸ 第三の山=第五波 USAの覇権
今回のTPP騒動や米中経済戦争から見て取れるように、資本主義的競争から
離脱して、関税で閉鎖国家≒排外主義を築いて、引退して行くのが見えます。
● このように見れば、第一波のオランダの影が薄い理由が、波動からも説明できます。
しかしこの第一波を見る事により、次に来る第三波の巨大な山
=英国の栄光が次に来ることを想像できるのです。
● そしてUSAの栄光は、最後の第五波という事も理解できます。
● 一方、日本の1990年の大暴落から、次の上昇30年サイクルの開始が2009年から
始まった、つまりリーマンショック後の底から始まったという事を
見る必要があります。
● しかし2009年から始まった上昇波は、2000年からのUSAの調整波=崩壊波に
巻き込まれて、まったく歪になっています、それが上昇波の分析の
困難さの原因です。言い換えれば、日本は2009年から上昇波が
● 始まっているのに、USAは2000年からの調整波の底はまだ見えません。勿論やがて
今年中に底は見えると思いますが。これが西欧と日本の位相の僅かのずれが
齎す、ゆらぎの典型でしょう。
● 大きな波と小さな波が重なる事で起こる、揺らぎをパスコンで予測できれば良いですが
難しい注文です。確実な事は、今年の暴落で日米とも底が見えますから、
その前後が株の仕込みの時と云えます。
● そして2027年前後(日本)~2029年前後(USA)まで持ち、売りはらうのです。
という歴史は教科書で習います。
実はその裏で、オランダもスペイン無敵艦隊に
匹敵する100隻の大艦隊を破っていました。
しかし、この歴史を習うことはありません。
いったいなぜでしょうか?
「イギリスの産業革命が世界を大きく変えた」
という歴史は教科書で習います。
しかし…
「近代的経済制度はオランダから始まった」
という事実を習うことはありません。
いったいなぜでしょうか?
それは…
オランダの覇権を奪い取ったイギリスが、
オランダの栄光の歴史を黒く塗りつぶし、
イギリスの栄光の歴史だけ語ったからです。
結果、、、
オランダのスペイン大艦隊撃破が、
スペインの覇権転落に繋がったという事実も…
中央銀行の元祖と言っても良い
アムステルダム銀行を生み出し、
世界金融を支配したという事実も…
圧倒的な海軍力で、
アジアの海を支配したという事実も…
詳しく知ることができなくなりました。
そもそも、オランダ自体に光が
あてられることがなくなりました。
オランダの繁栄の様子はもちろんのこと、
その衰退の様子も闇に包まれたままです。
しかし、オランダの繁栄と衰退の歴史から
私たち日本人が学べることは沢山あります。
例えば、ヨーロッパ中が戦争をしている間、
オランダはただ一人、安定と平和を維持し、
産業を発達させ、稼ぎまくっていました。
この姿は、第一次世界大戦中の
日本とそっくりではないでしょうか?
オランダも日本も他国の戦争の裏で
経済的成功を収めた点が共通しています。
その結果なにが起こったか?
経済的な利害対立による外交関係の悪化です。
オランダはイギリスと。
日本は連合国軍と。
関係のモツレはそのまま戦争へと発展し、
オランダも日本も悲惨な運命を辿ることに
なりました。
「歴史は繰り返される」と言いますが、
オランダの歴史は日本の歴史と共通する
点が多く、他にもたくさんの教訓を
得ることができます…
世界初の経済覇権国オランダー
その興亡史から私たち日本人は
何を学べるのでしょうか?
三橋貴明
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● 波動から見る、資本主義的覇権の移行は、
エリオット波動からみれば、必然の結果という事になります。
❶ 資本主義の第一波=初めの山 オランダの覇権
第一波は元の木阿弥近くに戻るのが、エリオット波動の神髄です。
従って歴史にはその活躍は痕跡程度という事になります。
実際はインドネシアを支配下に置き資本主義的に植民地収奪した国です。
❷ 第二の山=第三波 イギリスの覇権
誰でも学ぶ、七つの海を支配下に置いた英国の覇権です。
たくさんの植民地を持っていましたし、今は宗主国として威張るのが関の山です。
❸ 第三の山=第五波 USAの覇権
今回のTPP騒動や米中経済戦争から見て取れるように、資本主義的競争から
離脱して、関税で閉鎖国家≒排外主義を築いて、引退して行くのが見えます。
● このように見れば、第一波のオランダの影が薄い理由が、波動からも説明できます。
しかしこの第一波を見る事により、次に来る第三波の巨大な山
=英国の栄光が次に来ることを想像できるのです。
● そしてUSAの栄光は、最後の第五波という事も理解できます。
● 一方、日本の1990年の大暴落から、次の上昇30年サイクルの開始が2009年から
始まった、つまりリーマンショック後の底から始まったという事を
見る必要があります。
● しかし2009年から始まった上昇波は、2000年からのUSAの調整波=崩壊波に
巻き込まれて、まったく歪になっています、それが上昇波の分析の
困難さの原因です。言い換えれば、日本は2009年から上昇波が
● 始まっているのに、USAは2000年からの調整波の底はまだ見えません。勿論やがて
今年中に底は見えると思いますが。これが西欧と日本の位相の僅かのずれが
齎す、ゆらぎの典型でしょう。
● 大きな波と小さな波が重なる事で起こる、揺らぎをパスコンで予測できれば良いですが
難しい注文です。確実な事は、今年の暴落で日米とも底が見えますから、
その前後が株の仕込みの時と云えます。
● そして2027年前後(日本)~2029年前後(USA)まで持ち、売りはらうのです。