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2013年12月26日
安倍首相が靖国神社を初参拝。
この参拝を批判したのは、
中国や韓国だけではなく、
アメリカ、イギリス、
そしてなんと親日国の台湾もでした...
小泉総理は9回訪問しても、
何も言われなかったのに、
なぜ安倍総理は
世界的大バッシングを受けたのでしょうか...?
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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
★バイデン勝利で米中覇権戦争は終わる?
ダイレクト出版・パワーゲームメルマガ読者の皆さま
こんにちは!
北野幸伯です。
4年に1度の「世界的イベント」
アメリカ大統領選挙が終わりました。
皆さんご存知のように、
民主党のバイデンさんが僅差で勝利しました。
(まだ訴訟などでもめそうですが。)
私はトランプさんを応援していたので、残念です。
バイデンさんは2009年から2017年まで、
オバマ政権で副大統領だった人物。
とても有名です。
そして、彼は、「親中の人」として知られています。
なぜ「親中」なのかというと、
彼と、彼の次男ハンター・バイデンが、
「中国から利益を得ているから」という話がある。
これ、「陰謀論」でも「トンデモ系」でもなく、
日本のメディアでも報じられています。
FNNプライムオンライン 2019年5月20日から。
<バイデン候補二男と中国の怪しい関係
シュワイツアー氏によると、
ジョー・バイデン氏が
現職の副大統領時代の
2013年12 月に中国を公式訪問した際、
ハンター氏も同行した。
その後二週間もたたないうちに、
ハンター氏が経営に関わるヘッジファンドの
ローズモント・セネカ・パートナーズ社に
中国銀行から10億ドル
(現在の為替換算で約1100億円)
の出資金が振り込まれ、
それは後に15億ドル
(同約1650億円)
に増額されたという。
この時バイデン副大統領は、
中国が尖閣列島など
東シナ海上空に
防空識別圏(ADIZ)を設ける
と発表したことについて
「絶対に認められない」
と語っていたものの、
習近平主席との会談では
「深い懸念」を伝えるにとどまり(CNN)
日本などの期待を裏切った。>
バイデン勝利で気になることは二つです。
1、米中覇権戦争はつづいていくの?
2、日米関係は破壊されるの?
▼米中覇権戦争はつづくのか?
まず、
1、米中覇権戦争はつづいていくの?
から。
これについて、専門家でも
「終わる派」と「つづく派」がいます。
私は、「つづく派」です。
なぜでしょうか?
しょっちゅう話していますが、
米中覇権戦争の「前哨戦」は、
2015年にはじまりました。
2015年3月にAIIB事件が起こった。
イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、
スイス、オーストラリア、イスラエル、韓国
など、親米諸国がアメリカを裏切った。
具体的には、アメリカが「AIIBに入るなよ!」と命令し、
中国は、「入ってよ!」と要請した。
日本以外の親米諸国群は、
アメリカの命令を無視して、
中国のいうことに従ったのです。
それでアメリカは、
「覇権を失いつつあること」を理解し、
中国が「覇権国家になりつつあること」を悟った。
ここから米中覇権戦争の前哨戦がはじまった。
この時のアメリカ大統領は民主党のオバマさんで、
副大統領はバイデンさんでした。
その後、米中関係は悪化しつづけ、
今では「中国共産党打倒」は、
アメリカの「国論」になっています。
共和党だけでなく、
トランプ嫌いの民主党も、
「香港問題」「ウイグル問題」にからむ
「対中国制裁」は支持しているのです。
バイデンが親中でも、
「国論」をくつがえすことはできないでしょう。
例えば、トランプさんは、
プーチンが大好きです。
彼が親プーチンであること、
親ロシアであることは、
ずっと一貫しています。
そして、ロシアとの関係を
改善しようと試みてもいました。
しかし、アメリカの国論は、
クリミアを併合したロシアを
「許すな!」というもの。
それで、大統領が
ロシアとの関係改善を望んだにもかかわらず、
トランプの1期目、
米ロ関係はよくなりませんでした。
そんなわけで、
「米中覇権戦争」は
バイデン新政権下でもつづいていくでしょう。
▼日米関係はどうなる?
バイデンさんは、親中なだけでなく、
「反日的」な人として知られています。
彼は2013年、
安倍総理に「靖国に行くな!」といっていました。
ところが、
安倍さんは同年12月、
バイデンを無視して靖国を参拝。
それで、バイデンは激怒したのです。
さらに、彼は2016年8月15日、
「日本国憲法を私たちが書いた」と発言している。
<バイデン米副大統領は15日、
ペンシルベニア州で演説し、
共和党の大統領候補、
ドナルド・トランプ氏を批判する文脈の中で
「(日本が)核保有国になり得ない
とする日本国憲法を、
私たちが書いたことを
彼(トランプ氏)は知らないのか」と発言した。>
(産経新聞2016年8月16日)
米国が、事実上「日本国憲法を書いた」のは真実ですが、
そのことを公言する
アメリカの政治家はいません。
とにかく、バイデンは、日本が好きではないようです。
では、日米関係は
これから悪くなるのでしょうか?
そうは思いません。
戦略のロジックが、
日米関係を引っ付けるからです。
どういうことでしょうか?
米中覇権戦争の帰趨を決めるのは、
「その他の大国の動き」です。
「その他の大国」とは、
日本、欧州、インド、ロシアです。
それで、好き嫌いにかかわらずアメリカは、
日本を味方につける必要がある。
第2次大戦中、
アメリカは、ナチスドイツに勝つために、
スターリンのソ連と組みました。
アメリカは、スターリンが好きだったのでしょうか?
もちろんそんなことはないでしょう。
超ベテラン政治家バイデンも、
好き嫌いで、外交政策を決めることはないでしょう。
バイデン政権下でも、
日米関係は良好と思って大丈夫です。
バイデンよりもっと問題なのは、
日本国内の親中派です。
彼らは常に、
日本が同盟国アメリカを裏切るよう働きかけるので、
こちらの方が要注意ですね。
P.S.
バイデンは「国際協調派」で
「国際金融資本の代理人」だから、
中国と和解するという話を聞きました。
彼が、国際金融資本の代理人
かどうかはわかりません。
しかし、国際金融資本も
「反習近平」です。
一つ証拠を出しておきましょう。
<世界経済フォーラムの
年次会合(ダボス会議)で、
ビリオネアの投資家、
ジョージ・ソロス氏がスピーチを行った。
1月24日の夜(現地時間)に
行われたこのスピーチは、
ソロス氏が中国に対して
間違いなく批判的であることを示した。
「今夜、わたしはこの時間を、
開かれた社会の存続を脅かす
これまでにない危険について、
世界に警告するために使いたいと思う」 >
(BUSSINESS INSIDER JAPAN 2019年1月28日)
<「中国は、世界で唯一の独裁政権ではない。
だが間違いなく、
最も経済的に豊かで、最も強く、
機械学習や人工知能が
最も発展した国だ。
これが開かれた社会というコンセプトを
信じる人々にとって、
習近平を最も危険な敵にしている」>(同前)
国際金融資本で
最もおしゃべりな男ソロスが、
「習近平は最も危険な敵」
といっています。
バイデンが「国際金融資本の代理人」なら、
一生懸命中国と戦うのでは?
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このメルマガ の著者:
国際関係アナリスト
北野 幸伯

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