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IMFとBISの役割。

2012年08月02日 12時33分52秒 | 日記
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120802-00000023-bloom_st-bus_all

上記はIMFが、日本国債の大量保有に関して警告を発しています。しかしその後
円高を防ぐのに金融緩和を促しています。

日本の上の階級は糞まじめ、と云うより国際常識を知らない人が多いのでいつも
欧米のカモです。本を読んだ限りは、少なくとも戦前の日本の支配層は世界の
常識を知っていたように見えます。エリートと庶民の能力に差がない事を、
自慢にする識者もいますが、これは自慢にもならない危険な事です。
つまり資格の無い人が我々の船長と言う事ですから。
   
今の官僚主導は、教科書に載っていない問題を解決する能力に著しく欠けている
上ー勿論戦後教育のせいですが、無条件にポチで有ることに甘んじた
植民地根性が染みついています。

単なる人間記憶マシンはもういりません、記憶マシンはPCで十分です。

責任を取る体制の無い官僚体制はそれ自体が判断する能力に欠けるため、
やはりちゃんと執事を使えるご主人が必要です。

国際常識とは左手で握手し、右手に武器を持つ国益主義です。欧米の利益の為のシステムが
戦後のシステムです。早く解決能力を持つエリートを育てない限り、日本は何時までも
収奪の対象です。特に日本の金融機関の能力の無さには危機感を感じます。

単なる権威主義で、年配者がトップに立つ時代はとっくに終わっています。
自ら考えて新しい環境を泳ぎ抜ける能ある鷹がトップに求められる
所です。経営と所有の分離がはっきりしない所に悲劇が有ります。

 
所でBISと云う国際金融銀行が、各国の国債のリスクを勝手に“0”と決めて国債の
購入を誘導し、国債のレベルが危険になると、国際金融投資家=支配層に情報を
提供し、投資の機会を提供するのが今の国際金融システムです。
この権威に素直に従ったのが日本の金融機関です。
  
国債保有の警告の後には、IMFは金融緩和を勧めています。これは全く矛盾するように
見えますが彼らの目的からいくと,合目的です。つまり、もう国債を返せない以上、
金融緩和をして国債暴落に備えなさい又は早く暴落させなさいと言っているのです。

そしてギリシアや韓国の様に危機になれば、今度は国債の垂れ流しのせいだから、
財政引き締め政策をとり、贅沢は止めなさいと来る。この間の時間間隔が長いので
国民は彼らの矛盾に気が付かないのです。勿論当局の一部は知ってると思いますが、

この上下左右の経済の変動が富を生む時彼らも利益を得るので呉越同舟でしょう。
庶民は永遠に浮草の様に流されるのみです。

この国際機関の矛盾は矛盾でもなんでもありません。先進国=特に西洋が富を収奪
するには最適なのです。勿論100年後は今度は東洋が逆の立場に立つでしょうが。
 
この仕組みを知るには、彼の有名なロスチャイルドが富を形成した過程を見ると
良く見えます。暴落して安くなったもの、又は暴落させて安くなったものを
買い、値段が上がった所で、他人に高くで売る。この単純な売買が富を生む
と言う事です。株でも、為替でも、不動産でも、商品でも同じです。


この富の上下左右の変動を見るには、庶民はエリオットウェイブしかありません。


主に製造業に力を注ぐ日本人の欠点が此処に現れます。良いものを造れば売れると言う
神話のみにすがる日本人です。今、韓国の製品は高級イメージで日本製品
よりも高くなっているものがあります。技術は日本がまだ上ですが。

日本の危機は2016~2019年から顕著になります。国際収支が赤字になった時です。
生き延びた企業が明日の日本を創ります。


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