ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

知らぬが仏?!

2011-01-29 | 経済・政治・社会
「これじゃ、世間で何が起きてるか、全然わかんないね~」
と毎日のように言っていた旅行中。


新聞なし (新聞スタンドで一面の写真をチラリと見るくらい)
テレビなし (部屋にはありましたが誰もつけることなく)
ネットなし (仕事用にパソコンは持っていたのですが)


仕事でパソコンを開いても、特にニュースをチェックすることもなかったので、携帯でネットを見ていた子どもより世事に疎かったかもしれません。


帰って来てしげしげとニュースを見てまず驚いたのが、
出発日の暴風雨の被害
こんなだったんですね~

読者の方に、
「オークランド大丈夫ですか~?」
というメールをいただいた意味がわかりました。(遅っ

おかげさまで、うちは被害もなく、行く前にトマトの添え木も補強していったので、庭にも被害はありませんでした。
小さな実をたくさんつけているレモンやオレンジも、実が大量に落ちた様子もなく、助かりました~


確かに暴風雨の中を強行突破して行ったのですが、南下するに連れて雨も小止みになり、ワイパーを使わずに走っていた方が長かったような?
 
(こんな感じ?)


コロマンデルは雨も止んでいて、ブランコを楽しむ善(13歳)。



写真を撮られているのに気付いて、思わず照れ笑い。



次にビックリだったのが、
エジプト情勢の急展開
スゴいことになりましたね~
イエメンとか他国にも波及しそうで、まるでドミノ倒し

原油高? 金高騰? 有事の米債買い? 
長期化すれば、中東と関係の深いヨーロッパにはマイナス、イスラム圏の混乱は米国にはプラスかな~とも思いますが、原油高でみんな痛み分け?


そして、日本の格下げと、もっとビックリだった菅首相の
「そういうことに疎い」発言

目が点とか、開いた口がふさがらないとか、そういう次元を超えたような
脱力感



ホントにこういうヒトが首相でいいんでしょうか?




一国の首相が、
「鯛を釣るのにはどんな針がいいか?」
と聞かれて、
「そういうことに疎い」
と答えても何ら問題ないでしょうが、こと格付けとなると・・・・・



この危機感の希薄さ



思わず、ココで買っていた円の一部を売りました。
もうあれから丸3年も経っていたんですね~ (早いな~
107円で買って82円で売って3年間で2割ちょっとの利益。

でも、来年には温(16歳)のニッポンお受験で円がドーンと必要になり、積極的に円売りに出られない事情も
(私学だと初年度の学費やら飛行機代やらで200万円近くになりそう。
それプラス生活費・・・・大丈夫なんだろうか、うち?


しかし、国の債務1,000兆円って
巨額すぎてピンと来ないほど。

国民1人当たり783万円なり~
家族4人で3,200万円。
その半分でも「あきらめろ」と言われたら、あきらめられます?
(ムリムリ~


そのほとんどが国債で、年金も銀行も保険会社も運用先としてドーンと国債を買い込んでいるわけですから、その気はなくても国民みんなが貸し手になっているわけで~。
(せっせと銀行に預金していると、そのお金が預金者の知らないところで、銀行の運用先として、せっせと国債に向かうという構図


投資家としての意識がないまま、大量の資金が国債に流れているこの仕組みが、額が額なだけにコワいな~とも思いました。


でももっとコワいのは、この状況に一向に手が付けられない日本の政治。
問題は昨日や今日始まったことではなく、自民も民主も座視してきたことにおいては同罪でしょう。

(選挙で高速道路や高校の授業料の無料化だのと言い出した民主の火に油を注ぐ無責任ぶりには絶句しましたが、自民も問題をずーっと放置してきたわけで、どっちもどっち

海外在住者の投票ができるようになって久しいのに、一度も投票していないのは、この辺が一番のネックになっているからかも。
(現地の選挙は欠かさず行っているのですが・・・・)


う~ん、知らぬが仏だったか


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