旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

崇福寺本堂

2011年08月15日 | 旅 歴史
 長崎県長崎市鍛冶屋町にある崇福寺の本堂です。
 崇福寺の本堂には大雄宝殿の扁額が掲げられています。大雄宝殿と呼ぶのは、釈迦(大雄)を本尊としているからです。唐の商人の寄進により、中国で切り組みされ唐船で運ばれ、生保3年(1646)に建立された堂宇です。長崎市に現存する最古の建物で、国宝に指定されています。
 当初は単層、平屋建てでした。天和元年(1681)の頃、日本人棟梁の手によって2階建てに重層化されました。1階部分は、軒回りに擬宝珠付き垂花柱があり、全廊部分が黄檗天井と呼ばれるアーチ型の天井になっています。2階部分は和様を基調とし、日中工匠の合作の美しさを表しています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする