旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

摩尼殿

2015年02月11日 | 旅 歴史
 兵庫県姫路市書写に円教寺があります。
 円教寺の摩尼殿(まにでん)は書写山の中心となる本堂で、木造如意輪観音坐像を祀ることから如意輪堂ともいわれます。「まに」とは梵語の如意という意味で、如意とは「思いのまま」という意味があります。摩尼殿は木造平屋建て、懸造りの仏堂です。懸造り部は間口9間、奥行4間、貫3段です。上屋部は間口10間、奥行7間、入母屋造り、唐破風付 本瓦葺き、勾欄付廻縁です。
 摩尼殿は天禄元年(970)に建立され、何度かの火災に遭い再建されてきました。現在の建物は大正8年(1919)に 火災で焼失後、昭和8年(1933)に再建された建物です。近代日本を代表する建築家の一人である武田五一が残存遺構や資料をもとに設計し、大工棟梁の伊藤平左衛門が請け負いました。
 摩尼殿は近代の再建ですが、豪壮な姿で広く知られ、数少ない大規模な懸造り建築として有名です。伝統様式による木造建築で造形の規範となっているとして国の登録有形文化財に登録されました。西国33ヶ所観音霊場第27番札所にもなっていて毎日大勢の人が訪れています。

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