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京都府京都市右京区梅ケ畑栂尾町に高山寺があります。
栂尾山(とがのをさん)高山寺は真言宗のお寺です。鳥獣人物戯画をはじめ、絵画、典籍、文書など、多くの文化財を所蔵する寺として知られています。寺伝によれば宝亀5年(774)、光仁天皇の勅願によって華厳宗「神願寺都賀尾(とがを)坊」の名で開創されたそうです。
平安時代には、神護寺の別院とされ、神護寺十無尽院(じゅうむじんいん)と称されたそうです。建永元年(1206)に後鳥羽上皇の院宣によって、明恵(みょうえ)上人が華厳宗復興の道場として再興し、寺名を高山寺と改めたと伝えられています。
応仁・文明の乱(1467-1477)では、山名宗全に占拠され、天文16年(1547)には細川晴元の兵火により、金堂など大半の伽藍が焼失しました。江戸時代の寛永11年(1634)に、永弁、秀融により再興され、仁和寺などから建物が移築され、金堂などが再建されました。
享保2年(1717)には火災により御廟、開山堂、護摩殿、禅堂院などが焼失しました。その後、開山堂と御廟は再建されています。明治に入り、神仏習合が破棄され、境内地を除く寺領・寺有地が没収されました。政府により華厳宗は廃止され真言宗に改宗されました。
高山寺は日本最古の茶園がある寺としても知られています。臨済宗の開祖・栄西は、南宋より茶の種と茶を抹茶にして飲むやりかたを持ち帰りました。明恵上人はその茶の種を受け取り、高山寺の境内に植えました。この栂尾の茶は本茶といわれ毎年宮中や将軍家へ献上したそうです。
高山寺の境内は昭和41年(1966)国の史跡に指定され、境内にある石水院は鎌倉初期の寝殿造りの遺構として国宝に指定されています。また御廟近くの宝篋印塔と如法経塔は国の重要文化財に指定されています。平成6年(1994)には古都京都の文化財として、世界文化遺産にも登録されました。
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