9時半、起床。
チーズトースト、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。目玉焼きとソーセージ抜きのライト版。
読売新聞の朝刊の4コマ漫画は『コボちゃん』(植田まさし)。1982連載スタートだから、もう43年目である。コボは主人公の男の子の名前で、漢字で書くと「小穂」である。変わった名前である(そういう名前の人にこれまで会ったことがない)。もっとも「サザエ」ほどではないけれど。名前の由来は「小さい子」(植田が小さい頃の呼称らしい)。今日の作品はおじいちゃんが体温計の「チチチ・・・」という音が聞き取りにくなった(私もそうである)とぼやいた後で、外に出て「春の足音がする」と言って、コボちゃんの妹のミホ(実穂)ちゃんが「でもワタシの聞こえない音は聞こえるのよ」と言って感心するという話。いいね。
昨日のブログを書く。
最終講義の原稿の続きを書く。
2時を回った頃、昼食を食べに出る。朝食が遅い分、昼食も遅くなりがちである。
春一番が吹いている。春一番というから春風なのだと思うが、けっして暖かくはない。
駅前の「富士そば」に入る。今日もライトな昼食にしよう。
「富士そば」ではたいていカレーうどん(590円←値上げしましたね)を注文する。カレーと汁の相性がいいのだ。
食後の珈琲は大森まで足を延ばして「本の庭」へ。
レモンのビクトリアケーキとフレンチロースト。ビクトリアケーキはラズベリージャムを挟んだものが多く、レモンクリームは珍しい(と思う)。
家を出るとき、書評原稿のゲラが郵便受けに入っていたので、鞄に入れて持ってきた。それをテーブルに広げて朱を入れる。昨日、担当の方には電話で「校正していただいた箇所はすべてそのままで」と伝えたが、新たに私の方で一か所、付け加えた語句があるので、電話してそのことを伝えた。
ゲラのチャックを終えて、本棚から一冊の本を取り出して読む。
橋本一径編『他者としてのカニバリズム』(水声社、2019)
「カニバリズム」(人間が人間の肉を食べる行為または習慣)をテーマとして早稲田大学で開かれたシンポジウムの記録である。面白い。でも、水声社の本は電子書籍化されていないのである。
明日はバレンタインデーだが、お店の方と客たちの間で、自分が食べるためにチョコレートに30万円出費する女性の話題が出た。一種の推し活で、自分が押しているパティシエのバレンタイン仕様のチョコレートをたくさん購入するらしい。そしてそれを人にあげるのでなく、全部自分で食べるらしい。当然、太るから、そのために筋トレをするらしい。30万円という金額もすごいが、全部自分で食べるというのもすごい。
チェックしたゲラは返信用の封筒に入れて、山王小学校の前のポストに投函する。
品川のエキナカで鳩サブレ―を買って帰る。チョコレート売り場には人だかりができていた。大森→品川→蒲田というルートで帰ったが、品川では改札の外にでるわけではないので、スイカでの支払いは大森→蒲田の料金となる。一種のキセルのような気がしないでもないのだが、わざわざ用もないのに品川で改札の外に出る気にはなれないし、蒲田で自動改札ではなく駅員のいるところを通って「私はいま大森→品川→蒲田というルートで来ました」と申告するのも馬鹿正直すぎるだろう(その場合、どういうことになるのだろう?)。
夕食の時間まで原稿の続きを書く。
夕食は四色丼(挽肉のそぼろ煮、煎り玉子、シラス、アボカド)、サラダ、味噌汁。
食事をしながら『プレバト』を追っかけ再生で観る。
俳句のコーナーで、永世名人・フルポン村上が披露した句がなかなかよかった(お題は「デパ地下」)。
長い名前のサラダを買うや春動く 村上健志
「長い名の」とすれば5音になるところをあえて「長い名前の」としたところがうまい。デパ地下で売っているお洒落なサラダという感じが表現されている。「春動く」(春らしくなってくる)という躍動感のある季語とも連動している。
「おっ、なかなかです」
明日の学位委員会の準備。
風呂から出て、原稿の続きを書く。今日はけっこう捗った。
今日の日記を付ける。
2時、就寝。