8時、起床。
今日から2月だ。退職まで残り2カ月。
チーズトースト、目玉焼き、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。
昨日のブログを書いて、11時半頃、家を出る。
多摩川を渡る。一つ隣の川崎に行くだけだが、反対方向の一つ隣の大森に行く時とは感覚が違う。国境(クニザカイ)を越えるという感覚がある。川というもの、そしてそこにかかる橋というものは、われわれの生活空間に独特の意味を与えている。
川崎で南武線に乗り換え、鹿島田へ。
卒業生のマツユカさん(論系ゼミ6期生)と待ち合わせ、「パン日和あをや」へ行く。6期生には二人のユカさんがいて、区別するために、マツユカ、ナカユカと呼ばれていた。
彼女と前回会ったのは、コロナ禍の真っ最中、2020年5月にオンラインカフェをしたときだったが、リアルに会ったのは2018年6月である。ずいぶんと久しぶりである。当時、彼女は全国紙の記者として高知の支局で働いていて、出張で東京に出て来たのときに会ったのである。いまは東京に戻って本社で働いている。
さて、何を注文しましょうか。
本日のスープ(鶏肉としめじのタイカレー)、チーズパン、飲み物は私はアップルタイザー、彼女は珈琲。スープにパンは合う。
いつもは取材で自分が撮る側だが、今日は撮られる側で、照れる。
オムレツサンド。
四枚切りの食パンでたっぷりの具材を挟んでいる。厚みが凄い。口が大きく開かない人はパンを圧縮して食べること。
B.L.T(ベーコン、レタス、トマト)サンド。厚みがあることは同じ。
でも、毎年2月中旬(開店記念日周辺)にメニューに出る国産牛100%使用の特製ハンバーガーに較べたらどうということはない。(写真は過去のブログから)
スイーツ代わりのホットショコラ(2月のドリンク)を注文する。フランス産ヴァローナチョコレートを使用。
お供はクロワッサンが合う(ショコラでコーティングして食べるのいけます)。
あれこれの話題でおしゃべりをしていたら2時間半が経過していたが、まだ話したりなかったので、私は紅茶、彼女は(私のお薦めの)ほうじ茶ミルクティーを注文。
さらに1時間ほどおしゃべりを続ける(女子会みたいだ)。
店を出るときご主人(週末だけサポートで入っていらっしゃる)に写真を撮っていただく。Ⅴサインを重ねるWサイン(早大のマーク)に注目。
「パン日和あをや」という店名に決めるとき、他に候補はあったのですかとマダムに聞いたら、「清水屋」と「プチパパノエル」という候補があったそうである。「清水屋」はストレートではあるが、パン屋さんというよりも和菓子屋さん向きである。「清水屋、おぬしも悪よのう」という時代劇のお代官様の台詞も連想させる。「プチパパノエル」(愛しのサンタさん)はフランスのクリスソングの定番。「清水屋」とはずいぶん振れ幅が大きいが、パン屋さんというよりはケーキ屋さんみたいである。「パン日和あをや」でよかったんじゃないでしょうか。「あをや」はマダムの旧姓「青山」に由来するが、「あおや」ではなく「あをや」としたのは「ちょっとひねってみたかったから」だそうである。をやをや(笑)。
店を出たのは3時50分。なんと4時間近く滞在したことになる(!)。カフェの梯子も楽しいが、1つのカフェに腰を据えて、たっぷりおしゃべりするのもよいものである。
帰りは矢向駅に向かって歩く。途中の鋭角な三差路で(ちょっとジャンプ)。多摩川を渡るときは雲一つない空だったが、「パン日和あをや」にいる間に、雪催いの曇天になっていた。
一緒の電車に乗って、私が一足先に蒲田で降りた。今日はお付き合いいただいていありがとう、ナカユカさん。また会いましょう。
帰宅すると澤田瞳子さんから新作『しらゆきの果て』(角川書店)が届いていた。大変なハイペースである。まさに働き盛りの作家さんである。
夕食は妻と外食。駅ビル西館の「新宿中村屋 オレンジハウス」に行く。
海老のマリネ。
海老とトマトのクリームパスタ。
あまおうのシャーベットと珈琲。
帰宅して『東京サラダボウル』第4話(録画)を観る。誘拐犯から赤ちゃんの世話をまかされた中国人の中年男性を演じていたのは中国の俳優チャン・ハンス。初めて見る人だったが、とてもよかった。
テレビを観ながらマツユカさんからお土産にいただいたお菓子を食べる。
風呂から出て、今日のブログを粗方書き、日記を付ける。
1時半、就寝。