8時半、起床。昨夜は私にしては早めに就寝したので、たっぷり眠った気がする。合宿の疲れがようやく取れたか。鮪の漬け丼の朝食。
2限の社会学演習ⅠBは今日が最終回。合宿で最終回でもいいかなと思ったりしたが、最後に全員に一年間の授業を振り返って感想を語ってもらうことにした。34名(インフルエンザで2人欠席)なので一人2分ということにしたが、実際は一人平均4分ほどのスピーチになり、昼休みの時間もほぼ使うことになった。授業中、手をあげて発言したことのない学生も、こうやって話をする場を設けると、ちゃんと話をする。なんだ、話せるんじゃないか。一人一人のスピーチにコメントをしたかったが、それをやっているととても終わらないので、我慢した。授業は今日で終わるが、次は教室の外で、珈琲でも飲みながら話をしよう。
昼食は「秀永」の広東麺。三日連続の「秀永」である。「五郎八」はこのところずっと限定メニューで、私の冬の好物の、揚げもちうどんや茄子のみぞれおろしうどんをやっていないので、足が遠のいている。冬はやはり湯気の立っているものが食べたい。
今日は研究室には戻らず、このまま帰ることにする。丸の内オアゾの地下の鞄屋「アウトパーツ」で鞄を購入。いま使っている鞄がだいぶやつれてきたからだ。私は鞄は布と皮を組み合わせたものを好む。全部革のものより安いし、何より軽いのがいい。私は重い鞄は嫌いである。手に持つにしろ、肩に掛けるにしろ、重い鞄は気分を重くする。身体にもよくない。私は定期健診を受けている医師から「背骨がまっすぐですね」と(レントゲン写真を見ながら)よく言われるのだが、これは私が重い鞄を持たないこととたぶん関係があるだろう。私は自宅の書斎でする仕事と大学の研究室でする仕事ははっきりと分けているので、仕事の資料を鞄に入れて自宅と大学を往復するということはない。鞄には電車の中で読む本、授業で使う資料、ノート、ペンケース、スケジュール帳、革のファイル(書類が入っている)、電子辞書、折りたたみ傘、ティッシュ・・・それくらいしか入れない。だからそんなにマチ幅のある鞄は必要でない。けれど2年くらい使っていると、布の鞄というのはどうしてもやつれてくる。革の鞄であれば使い込んで味わいが出てきたと好意的に受け止められるのだが、布の鞄では汚れや型崩れが生活の疲れのように感じられる。だから2、3年で新しい鞄に買い換える。今日も革と布を組み合わせた鞄を買おうと思っていたのだが、総革だが軽くてスッキリしたデザインの鞄(TAKEO KIKUCHI)を見つけて、それを購入した。値段は布の鞄よりも高いが、その分耐用年数が長いはずである。
丸善に寄って、店内のレストラン・カフェで一息入れる。ここのオレンジ・フロートは美味しい。ただ、クリームソーダの場合と違って、オレンジ・フロートを注文するときは多少の恥ずかしさがある。メロンソーダとオレンジジュースの違いだろうか、あるいは半球体のハードアイスとくるくる巻かれたソフトアイスの違いだろうか、クリームソーダにはハードボイルドなものを感じるのだが、オレンジ・フロートにはなよなよしたものを感じるのだ。社会学の勉強を始めて三十有余年、まだまだ世間の常識・偏見から自由になりきれないでいる私がいる。
2限の社会学演習ⅠBは今日が最終回。合宿で最終回でもいいかなと思ったりしたが、最後に全員に一年間の授業を振り返って感想を語ってもらうことにした。34名(インフルエンザで2人欠席)なので一人2分ということにしたが、実際は一人平均4分ほどのスピーチになり、昼休みの時間もほぼ使うことになった。授業中、手をあげて発言したことのない学生も、こうやって話をする場を設けると、ちゃんと話をする。なんだ、話せるんじゃないか。一人一人のスピーチにコメントをしたかったが、それをやっているととても終わらないので、我慢した。授業は今日で終わるが、次は教室の外で、珈琲でも飲みながら話をしよう。
昼食は「秀永」の広東麺。三日連続の「秀永」である。「五郎八」はこのところずっと限定メニューで、私の冬の好物の、揚げもちうどんや茄子のみぞれおろしうどんをやっていないので、足が遠のいている。冬はやはり湯気の立っているものが食べたい。
今日は研究室には戻らず、このまま帰ることにする。丸の内オアゾの地下の鞄屋「アウトパーツ」で鞄を購入。いま使っている鞄がだいぶやつれてきたからだ。私は鞄は布と皮を組み合わせたものを好む。全部革のものより安いし、何より軽いのがいい。私は重い鞄は嫌いである。手に持つにしろ、肩に掛けるにしろ、重い鞄は気分を重くする。身体にもよくない。私は定期健診を受けている医師から「背骨がまっすぐですね」と(レントゲン写真を見ながら)よく言われるのだが、これは私が重い鞄を持たないこととたぶん関係があるだろう。私は自宅の書斎でする仕事と大学の研究室でする仕事ははっきりと分けているので、仕事の資料を鞄に入れて自宅と大学を往復するということはない。鞄には電車の中で読む本、授業で使う資料、ノート、ペンケース、スケジュール帳、革のファイル(書類が入っている)、電子辞書、折りたたみ傘、ティッシュ・・・それくらいしか入れない。だからそんなにマチ幅のある鞄は必要でない。けれど2年くらい使っていると、布の鞄というのはどうしてもやつれてくる。革の鞄であれば使い込んで味わいが出てきたと好意的に受け止められるのだが、布の鞄では汚れや型崩れが生活の疲れのように感じられる。だから2、3年で新しい鞄に買い換える。今日も革と布を組み合わせた鞄を買おうと思っていたのだが、総革だが軽くてスッキリしたデザインの鞄(TAKEO KIKUCHI)を見つけて、それを購入した。値段は布の鞄よりも高いが、その分耐用年数が長いはずである。
丸善に寄って、店内のレストラン・カフェで一息入れる。ここのオレンジ・フロートは美味しい。ただ、クリームソーダの場合と違って、オレンジ・フロートを注文するときは多少の恥ずかしさがある。メロンソーダとオレンジジュースの違いだろうか、あるいは半球体のハードアイスとくるくる巻かれたソフトアイスの違いだろうか、クリームソーダにはハードボイルドなものを感じるのだが、オレンジ・フロートにはなよなよしたものを感じるのだ。社会学の勉強を始めて三十有余年、まだまだ世間の常識・偏見から自由になりきれないでいる私がいる。