フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

2月14日(日) 晴れ

2010-02-15 08:53:51 | Weblog

  7時、起床。炒飯の朝食。上村愛子が出場するモーグル競技を観る。予選を5位で通過し、決勝は4位。悲願のメダルには届かなかった。長野で7位、ソルトレイクで6位、トリノで5位、そしてバンクーバーで4位、4年毎に1つずつ順位を上げてきた。オリンピックの全競技をみてもこんな選手はほかにはいないのではないか。彼女の地元の白馬村では早くも「次はメダルだ」の声が上がっているそうだが、記録を冷静に見れば、彼女のピークは2年前だった(ワールドカップでの5連勝)。そのときにオリンピックが開催されていたら、メダルはもちろん、金メダルの可能性も大きかっただろう。4年に一度というオリンピックのサイクルと個人の選手生命のサイクルは、一致することもあるし、しないこともある。一致しないことを悲運と呼ぶのはオリンピック至上主義の考え方である。
  昼食は「hitsuji kitchin」に食べに行く。ランチメニューは、ハンバーグ、ハヤシライス、カンパチのソテーの3品。ハンバーグとハヤシライスは定番で、残りの1つが日替わり(?)のようである。ハンバーグを注文する。小振りだが厚味のある、しっかりと捏ねた(つなぎの少ない)ハンバーグで、噛み応えがある。ハンバーグは妻の得意料理の1つで、外ではめったに食べないのだが、洋食屋の看板メニューの1つであろうから、いろいろと食べ比べてみると楽しいかもしれない。ちなみに「hitsuji kitchin」のシェフは羊男ではなかったが、若い男性で、一見すると草食系のように見えた。
  緑の窓口で金沢から東京へ帰る日の特急乗車券を購入。私の後ろに並んだ男性は、購入した切符の払い戻しをしようとしていたのだが、財布を落としてしまって、身分を証明するものがなにもないとのことで、窓口の人たちもどう対応したものか困っていた。昔、旅先で財布を落としたことのある人間としては成り行きが気になったが、高みの見物というわけにもいかず、用事を終えて緑の窓口を出る。
  くまざわ書店で以下の本を購入。

  アンソニー・ギデンズ、渡辺聡子『日本の新たな「第三の道」』(ダイヤモンド社)
  郷原宏『清張とその時代』(双葉社)
  ジョン・W・モファット『重力の再発見』(早川書房)
  レオナルド・サスキンド『ブラックホール戦争』(日経BP社)

  夜、W0W0Wでキアヌ・リーブス主演の映画『地球が静止する日』を観る。地球の自転が止るのかと思ったら、そうではなかった。あの虫には意表をつかれた。文明を食い尽くすイナゴの大群みたいな。それと、あの中国語を話す内偵役の宇宙人。缶コーヒーの「ボス」のコマーシャルに出ているトミー・リー・ジョーンズのことが頭に浮かんだ。
  今日は3人の女性からチョコレートをいただいた。母、妻、娘である。これをDV(ドメスティック・バレンタインデー)と呼ぶ。


これは娘からの三段重