9時、起床。晴天だ。よかった。今日は昼休みに戸山キャンパスの中庭で「The Fence 中庭にさよなら」という学生有志によるパフォーマンスが予定されているのだ。11時に家を出て、大学へ。
中庭では学生たちがパフォーマンスの準備をしていた。先週の金曜日に複合文化論系2年生のS君から企画の相談を受け、月曜日に和田先生と一緒にS君と面談し、それから3日後に今日の本番を迎えたのである。大した行動力である。こういう学生とはひさしぶりに会った気がする。12時40分からパフォーマンスが始まった。
和田先生が行く
坪内ショーホー君(先生?)
フェンスが立つ場所に人が並ぶ
時計回りに歩く
白い布でフェンスをイメージ
布を担いで逆回りに歩く
パフォーマンス終了
さよなら中庭
眠るゴジラのような樹影
「疲れたときに、余白に、ふっとおもいだすままにいくつかの言葉を書く。その言葉を書いてみたくなって書く言葉。「樹」という言葉は、わたしにはそんな一つの言葉だ。・・・(中略)・・・「樹」という言葉は、ただの一語にすぎない。ただ一語にすぎないのだけれども、しかしわたしは、そのただ一語を書くだけで、明るい日射しのしたの、おおきな樹のしたの、おおきな影のなかに、はいることができる。たとえ、どんな深夜にも。」(長田弘『風のある生活』、7頁)
スロープ横のメタセコイヤの大木
パフォーマンスを見とどけてから、「maruharu」に昼食をとりに行く。本日のサンドウィッチ(スパニッシュ・オムレツ)とスープ(豆と野菜のトマトスープ)。いま見たばかりのパフォーマンスのことをマダムに話す。S君のことはマダムも知っている。というのは、私とS君とが初めて話をしたのが、1週間ほど前のここ「maruharu」でのことだからだ。
4限は大学院の演習。途中から、本部キャンパスそばの喫茶店「バロン」に場所を移す。昔ながらの喫茶店だ。客の年齢層も高い。マダムにいつからやっておられるのかうかがったところ、40数年前からとのこと。1960年代後半だ。喫茶店というものが若者たちの間に根を下ろしたのがそのころだ。
教務室に戻って、6限の授業の準備をしながら、小林先生(文化構想学部教務担当教務副主任)と雑談。小林先生は俳優の宇梶剛士をソフトにした感じというのが私の印象であるが、デスクが隣同士ということもあり、また、映画という共通の話題があることもあり、よく雑談をする。
われわれが雑談をしているときに、業務を終えた武田先生と岡部先生が教務室に入ってこられた。すぐには気づかなかったが、武田先生、顔に怪我をされている。どうされたのかと尋ねたら、昨夜、帰宅途中に自転車に乗っていて転倒されたのだという。ハンドルに掛けていた傘が前輪に巻き込まれたらしい。聞いているだけで冷や汗が出る。夜間救急の病院で治療を受けて、本日の出勤。ご苦労様です。どうぞお大事に。
6限は講義「ライフストーリーの社会学」。授業を終えて、教務室に戻り、9時頃まで雑用。帰りがけに「五郎八」で夕食をとる。天せいろを食べた後、新メニューの牡蠣丼に心引かれたので、ご飯を少なめで注文する。とても美味しかった。支払いは2050円で、ちょっと贅沢な夕食だが(カロリーもオーバーだ)、たまにはいいだろう。11時半頃、帰宅。