フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

3月22日(火) 雨のち曇り

2011-03-22 23:27:04 | Weblog

  そろそろ正午。教務室から更新。
  静かだ。家を出るときに降っていた雨は、いまは上がって、教務室の窓を開けると、鳥たちのさえずりが聞こえてくる。僕らはみんな生きている・・・という歌の文句を思い出す。太陽が出たら、手のひらをかざしてみよう。

  午後4時半、教務室から更新。
  今日の昼食は「西北の風」(大隈記念タワー15F)でとった。茄子とベーコンのパスタ。実は、大地震のあった日、震災前の最後の平和な昼食をとったのがここだった。あのときは明太子のクリームパスタを食べた。それから2時間ほど後にあんなことが起こるとは・・・。震災後の最初の食事、というか口にした食べ物は、コンビニで購入したおにぎりだった。ほどなくしてパンの入手が困難になって、朝食パン派の私は困ったが、ようやくパンが街に戻ってきた。ところが、今度は牛乳やほうれん草の汚染の問題が出てきた。次から次に大変だ。震災後の日々を語るのに食べ物の視点は欠かせない。

  午後10時半、自宅から更新。
  帰宅したのは8時ちょっと前。珍しく娘がもう会社から帰っていた。 私が風呂に入ってる間に息子も大学から帰ってきたので、みんなで夕食の食卓を囲む。今日の献立は餃子と若布スープとご飯。妻がどんどん餃子を焼き、みんなでパクパク食べた。60個くらい食べた。我が家は餃子が大好物なのだ。 

  最近の購入してよかった商品の話をしよう。無印良品で購入した「こすって消せるボールペン」。これまでずっとゼブラ社の「SARASA」(0.5)を愛用してきた。ゲルインクで書き味がいいのだが、難点が2つあった。1つはインクの減りが早いこと。よく使用するからというだけではなく、インクが蒸発しやすいのだ(だから店で売っているときはペン先に小さな丸いゴムが付いている)。もう1つは書き損じたときに修正テープか修正液を使わないとならないこと(それをいつもポケットい入れておかなくてはならない)。しかし、この「こすって消せるボールペン」はそうした弱点がない。しかも書き味はゲルインクペンに近くて、小さく、くっきりとした文字を書ける。1本157円。青、赤、緑を2セット購入。すでに1セット持っているのでこれで3セット。書斎の机の上、仕事場(教務室)の机の上、鞄の中、3箇所に常備。

  もう1つ、やはり無印良品で購入した「2通りにたためる折りたたみ傘」。折りたたみ傘は鞄に入れて携帯できて便利なのだが、いったん使用してしまうと、中途半端な状態で手にぶらぶら持っていなくてはならないのが(とくに電車の中で)不便である。この「2通りにたためる折りたたみ傘」は、使用した後に折りたたまないでカバーの中に入れられるので、電車や屋内に持ち込んでも周りにを濡らさないので快適である。今日、初めて使ってみて、その使い勝手のよさに大いに満足した。1980円。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        


3月21日(月) 雨

2011-03-22 00:00:57 | Weblog

  午前10時半、自宅から更新。
  昨日は池上を散歩し、ラゾーナ川崎で買物をした。
  池上では「甘味あらい」であんみつと抹茶豆寒(期間限定)を食べた。12時頃に行ったのだが、客は私ひとりだった。お彼岸の週末というのは、例年であれば、店の外で並ぶ覚悟が必要なのだが、今年は、お墓参りの人がそもそも少ないそうだ。こういうときこそご先祖様に手を合わせるべきではないだろうか。「薫風」で昼食。こちらはランチタイムと重なって、しばらく店の外で椅子に座って待つことになった。本日のランチはサーモンのソテー。

  食べものの写真をアップするのは久しぶりだ。食事は日常生活のコアにあるものであるが、非常時においては非日常的なものが前面に出てくる。戦時中、個人の身の上相談欄が新聞の紙面から消えたのと似ている。「いまはそれどころではない」と。けれど、非日常的な状況の中で日常的なものがおざなりになっていいわけではない。社会的なことと個人的なこと、どちらも大切であって、一方が他方を丸呑みするような事態は慎重に回避しなくてはならないと思うのである。
  これから、雨の中、墓参りに出かける。

  23時55分、間もなく今日が終り、明日が今日になる。自宅から更新。忘れられない三月のために、谷川俊太郎の「三月のうた」という詩を書き留めておく。

  三月のうた 

  私は花を捨てて行く
  ものみな芽吹く三月に
  私は道を捨てて行く
  子等のかけだす三月に
  私は愛だけを抱いて行く
  よろこびとおそれとおまえ
  おまえの笑う三月に