フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

11月12日(月) 晴れ

2012-11-13 09:09:33 | Weblog

  9時半、起床。オムレツ、トースト、紅茶の朝食。

   月曜は授業がない。なので大学には出かけない。妻や母は「今日は休み」と思っているが、大学に出ないだけで休みではない。この辺の感覚はなかなかわかってもらえない。大学だけが仕事の場ではないのである。以前は、妻に「今日は休み」と聞かれると、その都度、「大学には行かないけれど、休みではない」と訂正していたのだが、最近は一々訂正するのも面倒で、「はい」と答えている。

  午後、散歩に出る。昨日の雨をたっぷりと吸ったカラフルな石畳が徐々に乾いて斑模様になっている。

  「テラス・ドルチェ」で昼食をとる。スパゲッティ・ミートソースを注文。コーヒーは食後に。持参した明日の演習のテキストを切りのいいところまで読む。

 

 

  一端、家に戻って、メールへの返信などを書いてから、ジムへ出かける。筋トレ2セットと有酸素運動(クロストレーナー)40分。480キロカロリーを消費。

  TSUTAYAに寄って、明日の演習のグループ発表で取り上げられる予定のエヴァンゲリオン劇場版『Air/まごころを、君に』(2007年)を借りて、深夜、観る。ああ、以前、TVで観たことがあるなと、観初めてから気づく。少なくとも「Air」(第25話)の方は間違いなく観ている。「まごころを、君に」(第26話)の方は観たことがあるような、ないような、記憶があいまいである。最後の場面のアスカの言葉「気持ち悪い」は、他者(シンジ)の拒絶のようにもとれるし、(反語的な表現を用いつつ)受容のようにもとれる。両義性のある言葉だ。物語全体としても同様で、破滅的結末のようでもあり、新生のようでもある。・・・と、ここまで書いて、いま、思いついたのだが、アスカの「気持ち悪い」という言葉は、『新世紀エヴァンゲリオン』という作品全体に対する作り手の(おそらくは世間の評価のある部分を織り込んだ)自己言及的な感想だったのではなかろうか。