フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

11月26日(月) 雨のち曇り

2012-11-27 10:31:39 | Weblog

  8時、起床。夕食の残りのフライ、レタス、トースト、紅茶の朝食。

  スープ代わりの小さなカップ麺(うどん)を食べながら、昨日購入した益田ミリ『すーちゃんの恋』を読む。普通の女性たちの人生問題(恋愛、結婚、出産、職場の人間関係、生き甲斐、老後の不安など)がテーマのコミックだ。誰もが漠然とそれを抱えながら、やりすごしながら生きている、そうした人生問題が、吹き出しの中に言葉となって表現されることで、自問自答、はっきりと対峙すべきものとなる。もちろんそれでは息が詰まるから、適当なところでお風呂に入ったり、寝ちゃったりするわけで、人生問題は宙吊りのまま、また明日へと持ち越されることになる。 そうした日々が作者の細かな(ときに意地悪な)観察眼を通して描かれている。読んでいて爽やかな気分になるというタイプの作品ではないが、読みながら、主人公と一緒に自分の人生問題を考えている。映画化されて来年3月に公開されるらしい。


はるにも人(猫)生問題はあるのだろうか

  夕方、雨の中、ジムへ行く。筋トレ2セットと有酸素運動40分(500キロカロリーを消費)。

  ジムを出る頃には雨は上がっていた。くまざわ書店に寄って、「すーちゃん」シリーズの既刊3冊を購入(最初の2冊は文庫化されていた)。夕食後、3冊読了。

  このとき一緒に買った本がほかに2冊。酒井隆史『通天閣 新・日本資本主義発達史』(青弓社)は700頁を越える大作で、今年のサントリー学芸賞の受賞作。初めの部分を読んでみたが、なんだかとても面白そう。冬休みになったら読もう。

 もう1冊は西尾維新『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』(講談社文庫)。明日の演習「ケーススタディの方法」で取り上げられる予定のライトノベルで、私はこの作家の作品はこれまで一冊も読んだことがないので、目を通しておこうと購入。レジに持っていったら、普通、「カヴァーはどういたしますか?」と聞かれるのだが(たいてい「けっこうです」と私は答える)、この本については、レジの女性は無言でカヴァーを付けた。私、何かいけないことでもしたのだろうか。