フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

3月9日(木) 晴れ

2017-03-10 11:43:30 | Weblog

7時、起床。

トースト、(昨夜の残りの)肉じゃが、サラダ、紅茶の朝食。肉ジャガはパンにも合う。というか、ご飯に合うものの多くはパンにも合うのだ。

自宅の敷地にある桜の木。母は熱海桜だと言っていた。道行く人が「きれいですね」と言ってくれることが母の喜びだった。

早咲きの桜でたくさんの蕾が膨らんでいる。春がもうそこまで来ている。

昼食は最近、自宅の近くに開店した「狐狸丸」(こりまる)で。

居酒屋だと思っていたらラーメン屋だった。鯛ラーメンの店である。タイランドのタイではなく、台湾の台でもなく、魚の鯛である。1月にNHKホールに全国俳句大会を見にいったときに初めて屋台の鯛ラーメンを食べて美味しいと思ったので、近所に鯛ラーメンの専門店が出来たと知ったときは驚いた。

 鯛ラーメン(煮卵付)。醤油味もあったが塩味の方をチョイス。塩が基本のようである。體からとったスープと鶏からとったスープをブレンドしている。色は白っぽいが、味は濃厚である。ブイヤベースのようなスープである。何種類かご飯がサイドメニューにあって、スープをかけて食べると美味しいですとメニューに書かれていた。

チャーシューは別皿で出てくる。イベリコ豚を使い、最低限の加熱しかしていなので、しゃぶしゃぶのように3秒ほど箸でスープに浸して食べて下さいと言われる。なるほど、生ハムのような食感。

支払いのとき體ラーメンについてお店の人にいくつか質問をした。體ラーメンは徳島が発祥の地らしいがはっきりないとのこと。塩ラーメンが基本とのこと。お店の人は3人いたのだが、その中の一人が、私の持参した本を見て、「ハルキストですか?」と聞いてきたので、「そうです」と答える。もしかしてハルキストは100円引きになるのかと思ったが、そういうことはなかった。

メニューに鯛茶漬けがあったので、次回はそれを食べてみたい。

「狐狸丸」を出て、食後のコーヒーを飲みに行く。

いくつかの候補の中から「テラス・ドルチェ」にする。

いったん帰宅し、夕方、散歩に出る。

呑川を越え、JRの線路を越え、東口方面に散歩の足を延す。

御成橋通り商店街に出る。

四つ辻にある公園。 

大きな梅の木があって、すでに満開を過ぎて、散り始めている。

月が出ている。

御成橋通り商店街は昭和の匂いがする。

「登亭」という中華屋さん。 

「ヘアーサロン コバヤシ」という床屋さん。

「福の湯」という銭湯がある。銭湯のある商店街というのはいいものである。

「双葉食堂」という定食屋さん。いい定食屋さんがあることはその町に住む、あるいはその町で働く単身生活者には不可欠な条件であると思う。たしかこの店はサマーズの二人の高校時代の親友の親がやっている店である。

上海わんたんの店「食彩厨房」。名の知られた店である。

名も知らぬ(看板が出ていない)洋品屋さん(?)。

本日の散歩の目的はここ。

最近開店したシフォンケーキの専門店「カフェ・スリック」。噂を聞いて、初めての訪問。

店内には二人用のテーブルが2つと、カウンター席。店外には(いまの季節はまだ早いが)テーブルが2つ、3つある。

何種類かあるシフォンケーキからホワイトベリーを選ぶ。紅茶はお店の人に相談してダージリンのストレートにする。

誠実で上質なシフォンケーキである。

ティーポットにはお揃いの保温カバーとコースターが使われている。

妻へのお土産にブランシュガーとクルミのシフォンケーキを買っていく。ただし、テイクアウトにはホイップクリームは付かない。

よいカフェである。「まやんち」を小さくして、シフォンケーキに特化した感じである。蒲田カフェ巡りのおススメ店が1つ増えた。定休日は月曜と火曜。営業時間は11:00から18:00.

 

宮之橋の方から帰る。

こちらの商店街もしらばく来ないうちに大分変った。干からびたような古本屋が一軒あったが、それはもうなくなっていた。

夕食はオムレツ、サラダ、野菜スープ、ご飯。 

同じ店に繰り返しくことが私の基本のスタイルだが、今日は「狐狸丸」と「カフェ・スリック」、二つも新規開拓した珍しい日だった。

3時、就寝。