7時、起床。
トースト、(昨夜の残りの)肉じゃが、サラダ、紅茶の朝食。肉ジャガはパンにも合う。というか、ご飯に合うものの多くはパンにも合うのだ。
自宅の敷地にある桜の木。母は熱海桜だと言っていた。道行く人が「きれいですね」と言ってくれることが母の喜びだった。
早咲きの桜でたくさんの蕾が膨らんでいる。春がもうそこまで来ている。
昼食は最近、自宅の近くに開店した「狐狸丸」(こりまる)で。
居酒屋だと思っていたらラーメン屋だった。鯛ラーメンの店である。タイランドのタイではなく、台湾の台でもなく、魚の鯛である。1月にNHKホールに全国俳句大会を見にいったときに初めて屋台の鯛ラーメンを食べて美味しいと思ったので、近所に鯛ラーメンの専門店が出来たと知ったときは驚いた。
鯛ラーメン(煮卵付)。醤油味もあったが塩味の方をチョイス。塩が基本のようである。體からとったスープと鶏からとったスープをブレンドしている。色は白っぽいが、味は濃厚である。ブイヤベースのようなスープである。何種類かご飯がサイドメニューにあって、スープをかけて食べると美味しいですとメニューに書かれていた。
チャーシューは別皿で出てくる。イベリコ豚を使い、最低限の加熱しかしていなので、しゃぶしゃぶのように3秒ほど箸でスープに浸して食べて下さいと言われる。なるほど、生ハムのような食感。
支払いのとき體ラーメンについてお店の人にいくつか質問をした。體ラーメンは徳島が発祥の地らしいがはっきりないとのこと。塩ラーメンが基本とのこと。お店の人は3人いたのだが、その中の一人が、私の持参した本を見て、「ハルキストですか?」と聞いてきたので、「そうです」と答える。もしかしてハルキストは100円引きになるのかと思ったが、そういうことはなかった。
メニューに鯛茶漬けがあったので、次回はそれを食べてみたい。
「狐狸丸」を出て、食後のコーヒーを飲みに行く。
いくつかの候補の中から「テラス・ドルチェ」にする。
いったん帰宅し、夕方、散歩に出る。
呑川を越え、JRの線路を越え、東口方面に散歩の足を延す。
御成橋通り商店街に出る。
四つ辻にある公園。
大きな梅の木があって、すでに満開を過ぎて、散り始めている。
月が出ている。
御成橋通り商店街は昭和の匂いがする。
「登亭」という中華屋さん。
「ヘアーサロン コバヤシ」という床屋さん。
「福の湯」という銭湯がある。銭湯のある商店街というのはいいものである。
「双葉食堂」という定食屋さん。いい定食屋さんがあることはその町に住む、あるいはその町で働く単身生活者には不可欠な条件であると思う。たしかこの店はサマーズの二人の高校時代の親友の親がやっている店である。
上海わんたんの店「食彩厨房」。名の知られた店である。
名も知らぬ(看板が出ていない)洋品屋さん(?)。
本日の散歩の目的はここ。
最近開店したシフォンケーキの専門店「カフェ・スリック」。噂を聞いて、初めての訪問。
店内には二人用のテーブルが2つと、カウンター席。店外には(いまの季節はまだ早いが)テーブルが2つ、3つある。
何種類かあるシフォンケーキからホワイトベリーを選ぶ。紅茶はお店の人に相談してダージリンのストレートにする。
誠実で上質なシフォンケーキである。
ティーポットにはお揃いの保温カバーとコースターが使われている。
妻へのお土産にブランシュガーとクルミのシフォンケーキを買っていく。ただし、テイクアウトにはホイップクリームは付かない。
よいカフェである。「まやんち」を小さくして、シフォンケーキに特化した感じである。蒲田カフェ巡りのおススメ店が1つ増えた。定休日は月曜と火曜。営業時間は11:00から18:00.
宮之橋の方から帰る。
こちらの商店街もしらばく来ないうちに大分変った。干からびたような古本屋が一軒あったが、それはもうなくなっていた。
夕食はオムレツ、サラダ、野菜スープ、ご飯。
同じ店に繰り返しくことが私の基本のスタイルだが、今日は「狐狸丸」と「カフェ・スリック」、二つも新規開拓した珍しい日だった。
3時、就寝。