フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

3月26日(日) 雨

2017-03-27 21:40:31 | Weblog

8時、起床。

トースト(+焼きハム)、サラダ、紅茶の朝食。

今日は卒業式。9時に家を出て、大学へ。

生憎の雨である。

10時から36号館682教室で大学院の社会学コースの学位記授与式。

主任の津田(木村)先生のご挨拶。

私が指導教授だったシュウさんも卒業(修士)である。おめでとう。

4月から日本の商社で働くことになった。健康管理には十分に気を付けて、どうぞ頑張って下さい。

12時から36号館382教室で文化構想学部現代人間論系の学位記授与式。みんな、そろってますか?

主任の村松先生の挨拶。

学位記授与はゼミ論、卒業研究を指導した教員から手渡される。全員の写真をここに載せることはできないので、ゼミ長のモトキ君で代表してもらおう。

 学位記 文化構想学部文化構想学科現代人間論系 〇〇モトキ

 本大学学則により所定の課程を修め本大学を卒業したので学士(文学)の学位を授与する。

 2017年3月15日

 早稲田大学総長 鎌田薫

「おめでとう」

「ありがとうございます」

*この最後の構図の写真は全員撮ったので、後ほど差し上げます。(たぶん安藤先生がもれなくついて来ます)

学位記授与後、混雑する教室を出て、36号館と31号館の間の渡り廊下で二分咲きの桜をバックに写真を撮る。

バーチー。最初に彼に立ってもらい構図と露出を調整する。

ユウキ、モトキ、ケンタ、卒業おめでとう!

カナミ、マホ、チサ、卒業おめでとう!

ケンスケ、サヨ、ナツミ、卒業おめでとう!

アヤノ、ミチナ、チヒロ、卒業おめでとう!

カオル、リナ、ナナ、卒業おめでとう!

 

あれっ? 一人足りないぞと思ったら、カナエさんが生協に出資金の返還の申請に行っていていなかったのだ。なので、学位記授与式のときの写真で代替する(安藤先生ではなく助手の酒井さんがおまけでついてくる)。

カナエ、卒業おめでとう!

リオさんはゼミには所属せず、卒業研究論文を書いて卒業した。やはり卒業研究論文を書いて、一足先に去年の9月に卒業したカナエさん(4月から京都大学の大学院で勉強を続ける)同様、読み応えのある論文だった。

私は忘れていたが、貸してある本をまだ返してもらっていないらしい。これが図書館の本であれば学位記はお預けになるところだが、私の研究室の本なので大目にみましょう。

今日はお母様も卒業式にやってこられた。この写真はお母様に撮っていただいた。おめでとうございます。 

教室に戻って、集合写真を撮ることにする(外に出られないのがつらいところだ)。

わがゼミの男子五人衆。集合写真ではいつも後列になることが多いので、まず君たちだけで摂りましょう

はい、オーケーです。

では、ゼミ生全員で。

論系ゼミ7期生は17名。

私も入って。

ここでも摂りましょう。私が椅子の座面の上に乗って。

私も入って。

この後彼らは大隈講堂での学部単位の卒業式がある。

私は昼食を食べに神楽坂へ(日曜日なので大学の周りの食堂は閉まっているところが多い)。

「SKIPA」へ。

チキンカレーを注文。

食後にアイスチャイ。

のんちゃんに今日が卒業式であることを話すと、「学生のときにお客様で来ていただいて、就職し、結婚し、お子さんが生まれてという過程を目の当たりにしていると、自分が取り残されているように感じることがあります」としんみりして口調で話された。「SKIPA」は開店7年目に入っている。宙太さんとの結婚も開店とほぼ同じ頃である。

「梅花亭」で草餅とみたらし団子を買って、研究室に戻る。

三時のおやつ。

ゼミ5期生で、2年留年して(就職活動のため)、今日ようやく卒業のときを迎えたケースケ君がゼミ同期のリョウ君と一緒に研究室にやってきた。昼からの学位記授与式の教室に来なかったので、どうしたのかと思っていたのであるが。時間を間違えたらいし。リョウ君は2年前に卒業して、そのまま東大の大学院へ進学し、このたび卒業して(修士)、4月から民間のシンクタンクで働く。

学位記授与式に出られたかったので、事務所で学位記を受け取ったそうである。研究室で改めて学位記の授与を行う。

卒業おめでとう!

彼は4月から国税局で働く。

ケースケ君からお土産でいただいた抹茶のロールケーキでお茶にする。

ケースケ君は留年中、同期のゼミ仲間とは音信を立っていたが、4月からゼミのラインにも復帰したいと言ったので、なんで4月まで待たねばならないのか、思い立った吉日でしょと私が言うと、そうでした、さっく今日から復帰しますと言った。

私とリョウ君は『騎士団長殺し』の感想を語り合った。「続編があると思いますか」と聞かれたので、「いや、続編はないでしょう。『1Q84』は続編があってもよかったと思うけど、あれがなかったのだから、これはないでしょう」と答えた。

6時半から文キャン前のカフェ・レストラン「ニュースクール」でゼミ3年生を交えたてのお別れコンパ。 

3年生があれこれ準備をしてくれた。

乾杯!

約2時間、歓談する。写真だけ見て、誰が4年生で、誰が3年生かわかるだろうか。

3年生はいまがちょうど就活の時期で、リクルートスースを来ている人が多い。

最後に、3年生から4年生一人一人に思い出アルバムみたいなものが遅られた。私のブログからゼミ関連の写真をダウンロードして、それを個人別に再編集して、メッセージを添えたものである。ああ、ちょと前に、ブログの画像一覧へアクセスがやたらに多い日があったが、理由はこれだったのだな。

4年生はみんな大喜びだった。その後ろで涙を流している3年生の姿が印象的である。

お店の方に集合写真を撮っていただいてお開きとする。

外に出ると、雨はまだ降っていた。

しかし、別れは湿っぽくならない方がいい。あっさりと別れましょう。また逢う日まで、さようなら。

10時ごろ、帰宅。

持ち帰った抹茶ロールケーキを妻と食べる。 

風呂を浴び、今日撮った写真の整理をしてから、2時、就寝。

大学教師の一番長い日が終わった。