フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

3月17日(金)晴れ

2017-03-18 03:32:54 | Weblog

8時、起床。

トースト、サラダ、紅茶の朝食。

昼から大学へ。

現代人間論系の(左から)助手の川副さん、助手の酒井さん、助教の小藪さんが研究室にやってくる。

今日はこれからみんなで食事に行く。

川副さんは来週から産休に入る(しばらくお別れです。元気で戻ってきて下さい)。

酒井君は助手が一人になって仕事が増えるだろう(過重にならないよう私たちも配慮しますが、頑張ってください)。

小藪さんは助教の任期がこの3月末で終わる(ご苦労様でした)。

3人の顔がそろうのも今日が最後だろう。

「すず金」に行く。まだ1時になったところだが、われわれが店に入るタイミングと、店の方が暖簾を仕舞うタイミングがほぼ同じだった(鰻がなくなると早い時間でも閉店になるのである)。あぶないところだった。

鰻重(小)と肝吸いを注文する。(大はもうなかった)

食後のお茶は「カフェゴト―」で。イチゴのタルト、パンプキンパイ、あんずのフラン、さつま芋と林檎のタルトを注文し、それぞれ半分にカットしてもらう。

それをさらに自分たちで半分に(つまり4個に)する。

それを分けあって、各自が4種類のケーキを食べられるようにする。パッチワークのようで美しい(?)。

♪いつのことだが、思い出してごらん。

♪あんなこと、こんなこと、あったでしょ。

♪うれしかったこと おもしろかったこと いつになっても わすれない。

*「思い出のアルバム」(作詞:増子とし)より

研究室に戻り、新しく購入したプリンターを設置する。

これまで使っていたプリンターは先日のゼミ論集の版下印刷が研究室での最後の仕事だった。よく頑張ってくれた。

でも、まだ引退(廃棄処分)ではない。これからは自宅の書斎で第二の人生を送ってもらう(いま自宅の書斎で使っているプリンターはもう限界を越えている)。さて、どうやって自宅まで持って帰ろう。

6時ちょっと前に大学を出る。

蒲田駅で卒業生のアオバさん(論系ゼミ2期生)と待ち合わせる。平日の夜に卒業生と会うのはほとんど早稲田か神楽坂なのだが、彼女の勤務先は新橋にあるので、早稲田よりも蒲田の方が近いのである。彼女の方が10分ほど先に着いて待っていた。

夜の蒲田は昼の蒲田とは雰囲気が違う。

最初に東口にあるベトナム料理の「ティティ」に行ってみたのだが、予約で満席だった。そうか、今日は三連休前のハナキンなのであった。

西口の釜飯の「梅Q」へ行く。運よくテーブル席が1つだけ空いていた。

牛肉と竹の子の釜飯とアサリの釜飯を注文し、待っている間に食べようと、サラダと焼き鳥を注文する。 

飲み物は私はウーロン茶、アオバさんは生ビール。

釜飯が炊き上がった。

牛肉と竹の子の釜飯。シェアして食べる。

アサリの釜飯。こちらもシェアして食べる。昼間の「カフェゴト―」のケーキもそうだが、複数人で店に行くことのよい点は、いろいろ味わえることである。

食後のコーヒーは「テラス・ドルチェ」で。

ブレンドを注文。

去年の7月に転職をしたアオバさん。総合的に判断して、転職してよかったそうである。とくに職場に同世代の社員が多数いることは嬉しいという。

彼女の目標は40歳を迎える頃に生き生きと日々を生きている自分であることだそうだ。そのとき結婚しているか、子どもがいるかはわからないが(できればそうあってほしいが)、どういう状況であっても、その状況の中で生き生きと日々を生きている自分でありたいということである。うん、いい目標なんじゃないだろうか。

仕事を続けることが生き生きと生きるための絶対条件ではないだろうし、結婚して子供を持つことが生き生きと生きるための絶対条件でもないだろう。仕事が人を腐らせることはあるし、家事・育児が人を押しつぶすこともある。人生を生き生きとさせるものが何かは人それぞれである。

「テラス・ドルチェ」は9時閉店だ。会社終わりの飲み会であればこれからが佳境なのであろうが、「カフェでの社交」をモットーとする私とはカフェの閉店の時間がお別れの時間である。彼女を改札口で見送る。

9時過ぎに帰宅。「夜の蒲田」での社交のよいところは、相手を見送って、10分後には自宅の書斎にいられることである。

3時半、就寝。