7時半、起床。
トースト、出し巻玉子、サラダ、紅茶の朝食。出し巻玉子は妻が仕事先のデーパートの物産展で買ってきた京都
お昼前、卒業生のアスカさん(論系ゼミ3期生)が蒲田にやってくる。「phono kafe」にて昼食。彼女は何度目かの訪問だ。
ご飯セットを注文。おかずは2人で6種全部をシャアする。
里芋のつまみ揚げ(左) 大根とレンズ豆のスパイスマリネ(右)。
キノコとほうれん草の柚子酢(左) 豆腐と玄米のタルト(右)
蕪とポテトの豆乳
ルッコラと長ひじきの胡桃ソース
最後に残った豆腐と玄米のタルトはデザート感覚で小豆茶と一緒にいただく。(甘くはありません)
大原さんに写真をとっていただく。今日は2人とも春らしい色合いの服を着ている。
春服や会いたき人に会いにゆく たかじ
店内に彼女の興味を引くものが2つあった。
1つは展示されている清水直子さんと小林千花子さんの作品。(パンダさん柄のカップを購入)
もう1つは商品棚にある食品。
玄米ラーメンを4つ購入。それ、私も好きです。
「phono kafe」を出て、「あるす」へ。ここはアスカさんは初めてだ。
モカを注文。
これで彼女はSGS(スーパー・グランド・スラム)の達成である。2期生のアオバさん、3期生のサキさん、4期生のミズキさん、5期生のナツキさん、1期生のサオリさんに続いて6人目である。卒業してから丸4年かかっての達成である。
SGSへの道を振り返ってみると・・・(太字がSGSの8カフェ)
2013.9.15 「トンボロ」「SKIPA」
2014.3.2 「SKIPA」「TERVE!」
2014.11.8 「SKIPA」
2015.5.9 「まやんち」「phono kafe」
2016.1.23 「たかはし」「カフェ・ゴトー」
2016.8.13 「phono kafe」「バターリリー」「pottery」
2016.11.26 「パン日和あをや」「ノチハレ珈琲店」
2017.3.18 「phono kafe」「あるす」
一番最初に行ったカフェが「トンボロ」というのは珍しい。このことを彼女に言うと、研究室から「SKIPA」に行こうとしたのだが、時間が早くてまだ開いていなくて、とりあえず隣の「トンボロ」に入ったのだそうである。そうでしたか。
「SKIPA」に3度、「phono kafe」に3度と同じ店に何度も行っているのも特徴である。これを別のカフェにしていればもっと早くSGSを達成したであろうが、彼女にはそういう発想はなかったのだろう。彼女にとってSGSは結果であって、目的ではなかったのである。
「あるす」を出て、呑川沿いの道を本門寺まで歩く。
途中にある源養寺の菜の花。
ここから階段を上りましょう。階段ではなく坂道(めぐみ坂)もそばにあるが、到達する高度は同じでも、斜面(坂道)を登るより階段の方が楽である。
薄曇りの空の太陽。風はなく、散歩日和で、そしてポートレイト日和だ。
階段の上から見る街の風景は『君の名は』によく出てくる風景ですね、と彼女は言った。その映画、私はまだ観ていない。
本門寺の墓地。
重要文化財の五重塔。
本門寺公園で。公園は人をリラックスさせる効果がある。「007」のイメージでポーズをとるアスカさん。たまたまだが、伸ばした指の先が背景の木の根の部分に来ていて、銃口から煙が出ているようでに見える。
大きな木の下で。「やっぱり大きな木に触れると、落ち着きますね」と彼女。
冬物のコートを脱いで軽やかな足取りで。
写真を撮るー撮られるという関係は、単純に能動的ー受動的ということではない。なぜなら撮られることの能動性ということがあるのだ。彼女はいまそのスイッチが入った感じである。
彼女が気づいているかどうかわからないが、彼女のポートレイトには物語性が感じられる。それは彼女が写真に撮られながら、意識を散らすことなく、撮られることに集中し、その結果、一種の演技性を発揮しているからである。彼女は素の自分ではなく、本人もよく知らない「私のこんな一面」を撮ってもらおうとしているのである。
大きな木の根元にしゃがんでもらって撮った一枚。
ゴツゴツした石が積まれている場所に腰を下ろして、射し込んでくる光に顔を向けながら撮った一枚。
見晴しのいい場所に立って、振り向いてもらって撮った一枚。
茂みの中の階段で足を踏み込んで(サバイバルな雰囲気で)撮った一枚。
階段の下で射し込む光を浴びながら撮った一枚。
噴水の前で背中に冷たい風を受けながら撮った一枚。
はい、取れ高OKです(笑)。お疲れ様でした。
お参りをしてから、甘味を補給しに行きましょう。
参道にある「池田屋」で一服。葛餅とおでんのセット。
いただきます。
私はうっかり黒蜜をジャケットの袖に付けてしまった。「シミ抜きをしますからジャケットを脱いでください」と彼女が言った。
彼女はバッグから染み取り液を取りだし(そういうものがあるのか)、素早く処理を進めた。
見事な手際である。ありがとございました。
「もしかして針と糸もバッグに入っていたりするの?」と聞いたら、それは入っていないそうである。
今日のカフェ+散歩はここまで。池上駅に向かいましょう。
彼女はこれから新宿でショッピングをして(春もののコートを買うのだそうだ)、予約しているネイルサロンへ行くそうだ。
次回は夏カフェかな。
彼女は五反田方面のホームへ。
私は蒲田方面の電車に乗る。
蒲田に着いて、「くまざわ書店」でNHKの俳句と短歌のテキストを購入。
道端のハナニラ。『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』の練君のように、立ち止まって、しゃがんで、カメラに収める。
夕食はクリームシチュー、サラダ、ご飯。妻はクリームシチューをカレーライスのようにご飯に掛けて食べるが(きっとその方がお皿の数が少なくていいのだろう)、私はシチューとご飯は別々にしてもらう。
デザートにアスカさんからいただいた「とらや」の羊羹を食べる。
食後、一休みしてから、久しぶりにウォーキングをする。
そのせいだろうか、いつもよりも早く、1時半に就寝。