9時、起床。
バタートースト、サラダ(卵焼き)、牛乳、紅茶の朝食兼昼食。
このところ一日二食になっているのは、ダイエットを意図しているわけではなく、夜更かし=朝寝坊のため朝食が昼近くになってしまうことが多いからである。そうすると、自宅で机に向かっている生活ではたいして腹が減らず、積極的に昼食をとろうという気がおきず、さすがに夕方近くになると空腹を覚えるものの、その時分にうっかり何かを食べてしまうと夕食を美味しく食べることができなくなるので(それでは妻の不興を買うことになる)、夕食まで我慢しようということになるのである。
山田昌弘さんから新著『悩める日本人「人生案内」に見る現代社会の姿』(ディスカヴァー携書)をお送りいただく。山田さんが読売新聞の「人生案内」(人生相談欄)の回答者の一人になって10年近くになる。その経験をもとに書かれたのが本書である。私は大学で「現代人のライフストーリー」というテーマでゼミをやっているが、人生相談というのも一種のライフストーリーであると考えている。それを分析することで現代人の生き方というものが見えてくるはずである。分析の対象は相談内容だけではなく、回答内容にも及ぶ。回答は専門家(有識者)の口を通して語られる現代社会の生き方の指針であり、回答者は意図せずとも社会の代理人としての役割を果たしているのである。
夕方、買い物方々、散歩に出る。野良猫のナツが玄関席の椅子の上で私をチラッとみただけで寄って来ないのは先ほど餌をやって腹が満たされているからである。
駅ビルの本屋で買い物を済ませてから、「テラス・ドルチェ」に寄る。
コーヒーのほかに何か軽めのものでも口にしたいが、ケーキやトーストは止めておこうと考えていると、「クリームあんみつセット」というメニューが目に入った。「これだ」と思った。
メニューの写真の器とは形状が違う器に入って運ばれてきたクリームあんみつ。ほどよい量である。
セットのコーヒーもちゃんとサイホンで淹れたコーヒーである。
買物を袋から取り出して眺める。
『オール読物』9月号。直木賞(第157回)の発表である。今回の受賞作は佐藤正午『月の満ち欠け』。予想通りである。佐藤正午は村上春樹と並ぶといってもいいくらいのストーリーテラーである。ただし、村上春樹がいろいろなものをあえて未回収のままエンディングに至るのに対して、佐藤正午はいろいろなものをきっちり回収してエンディングに至るという点で大きく異なる。いわば佐藤正午のストーリーテラーぶりは職人芸といってよいもので、その点で直木賞に相応しい作家であるといえる。
『ことりっぷ 京都』(昭文社)。明日から京都に行く。京都大学で日本家族社会学会の大会があるのだ。京都見物の時間はないが、関西在住の知り合いとの会食が楽しみだ。
書店や文具店には10月始まりの来年の手帖が並び始めている。私が使うのは4月初まりの手帖なので、出るのはまだ先だが、ブックカバーはいまのうちに目についたものを買っておく。左はほぼ日手帳カズン用、右はほぼ日手帳オリジナル用である。
100円ショップにも来年のカレンダーや手帳が並んでいる。B6サイズのカレンダータイプの手帖を購入。お洒落なデザインで、ちゃんとビニールカヴァーもついている。
オールカラーでコンテンツも充実している。
2018年と2019年のカレンダー。
マンスリーのスケジュール欄は12月始まりで、前後の月のカレンダーも付いている。
横罫のメモ頁は28頁ある。これだけあれば十分だ。
お役立ちページには「郵便料金」や「緊急用電話番号一覧」や「年齢早見表」が載っている。
地下鉄マップは東京、大阪、札幌、神戸、京都、横浜、名古屋、福岡が揃っている。老眼でもちゃんと見える。
これで100円(税込で108円)である。信じられない。(安価の理由の1つはホチキスで製本されているからであろうが、表紙にはホチキスは露出していない)。
もっとも一般の手帖が高すぎるのである。売れ残る分の金額をあらかじめ上乗せしているから高いのである。
まだ7時前だが雨模様の空はとっぷりと暮れている。
夕食は青椒肉絲、
コンニャクの炒り煮、サラダ、茄子の味噌汁。
ご飯をちょっとお替りして、バイ貝の佃煮で。見た目もそうだが、レバーのような歯触り。
デザートは葡萄。
2時半、就寝。