9時、起床。
サラダ(ローストビーフ)、牛乳、紅茶の朝食。
トーストを食べなかったのは、すでに昼近かったので、朝食=前菜として、あまり時間を空けずに昼食を食べに出るつもりだからである。
1時頃、昼食を食べに出る。
「若林硝子店」のビルが完成間近である。私は小学校の5、6年の頃、ここの娘さん(といってもすでに結婚されて赤ちゃんがいらした)が自宅の二階で開いていた書道教室に通っていた。
一階の左端は「ルージュ・ブランシュ」という洋菓子の店が入るらしい。入口のガラス戸に貼ってある完成予想図にはテラスにテーブルが描かれている。ここで食べられるということはつまりカフェなのか。それはいい。10月1日が楽しみだ。
ところがよく見ると「Since 1997」と書いてある。20年前からやっている店のようである。どういうことだろう? さらには「Chef Wakabayasi」と書いてある。若林硝子店の家族か親戚の方がシェフをしているようである。
気になったので、ちょっとスマホで調べてみて(こういうときに便利だ)、驚いた。「ルージュ・ブランシュ」は多摩川にある有名なお店で(私も一度入ったことがある)、シェフの名前は若林実さんというのだ。このときやっと私は思い出した。亡くなった母から「若林先生の息子さんは洋菓子の職人さんをされているそうよ」という話を聞いたことがあったのを。そうか、私が書道教室でときどき見かけていたあの赤ん坊が若林実さんだったのだ。お店のホームページには10月1日から蒲田に店舗を移転しますと書かれている。
素敵なスイーツの店が近所にやってくるのだ!
この夏は私にとってつらい出来事がいくつかあっただけに、これは心弾むニュースだ。
昼食は「グッディ」で。
本日のランチメニューからチキンライスのセットを注文。
コーヒーを飲みながら、YouTubeで加山雄三「旅人よ」を聴く。
「有隣堂」に寄って本を購入。
『竹取物語・伊勢物語・堤中納言物語・土佐日記・更級日記』(日本文学全集93、河出書房新社)
現代語訳だが、訳者のラインナップが凄い。
竹取物語 森見登美彦
伊勢物語 川上弘美
堤中納言物語 中島京子
土佐日記 堀江敏幸
更級日記 江國香織
永千絵『父「永六輔」を看取る』(宝島社)
子どもの頃からTVでよく永六輔を見ていた。NHKのバラエティ番組や民放の旅番組などだ。話が上手で、しかも、いろいろなことに一家言をもつ人という印象があった。一言で言えば、「陽気でおしゃべりな高倉健」みたいな人だった。思想家というのとは違うが、生き方に影響を受けた人の一人といってよいだろう。その彼が、晩年を、病人としてどのような生き方をしたのかを知りたいと思って、本書を購入した。
午前中は雨が降っていて、午後には上がり、夕方には雲の間から陽が射してきた。
そして夕焼けになった。
久しぶりに見るきれいな夕焼けだった。
夕食はハヤシライス。
カレーもいいけど、ハヤシもね。お替りをした。
2時、就寝。