フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

9月13日(水) 晴れ

2017-09-14 12:38:05 | Weblog

9時、起床。

トースト、ハッシュドビーフ、サラダ、麦茶、紅茶の朝食。(牛乳を切らしていた)

毎年いまごろ(9月中旬)、鎌倉の海に夏を見送りにいくことを習慣としている。今日あたりどうかと昨日は考えていたのだが、真夏日(30度越え)は夏を見送るには相応しくない。夏がぐずぐずと居座っているからだ。夏が「さよなら」を言ってくれないと見送れない。

午後も3時頃になって、昼食を「吉岡家」に食べに行く。ここは中休みがないのでありがたい。

 客は私だけ。

野菜天もり(700円)を注文。蕎麦の上に海苔がのっている野菜天ざるは800円である。天もりを注文するのは倹約のためではなく、海苔はなくていい(むしろ邪魔)と思うからである。たまに「天ざる」と「天もり」どちらが海苔ののってない方だったが分からなくなり、「海苔ののってない方」と注文する。今日がそうだった。

もちろん天ぷらは揚げたて(注文を受けてから揚げる)。立ち食い蕎麦の店でも、蕎麦の旨い店は少なくないが、天ぷらは揚げたてではない。だから暖かい汁に浸して食べるほかない。冷たい汁で食べる天ざる・天もりには不向きである。

食後の散歩は呑川を渡って、東口方面へ。

そここにすでに閉店してしまった店舗がある。

もうやっていない店なのか、たまたま定休日なのかは、雰囲気でわかる。店の名前が薄れていたり、電話番号の局番が3ケタの店はもうやめてしまった店である。

JR(京浜東北線・東海道線)の踏切。

踏切横のこの空き地には町工場があった。蒲田らしい風景だった。

上りの京浜東北線が通過。

踏切を渡る。

ここも閉店した店だ。「中村屋」からは「新宿中村屋」を連想するが、ここはおでん屋さんだった。

「カフェ・スリック」は夏休み明けで今日から営業再開だ。

レモン&ライムのシフォンケーキを注文。

紅茶はダージリンをチョイス。最初の一杯はマダムがカップに注いでくれる(これは「まやんち」も同じ)。

うん? その手は・・・。

薄れかかったタトゥー(ペイント)である。

夏休みは娘さんとマレーシアに行って来たそうだ(紅茶の仕入れを兼ねて)。前からやってみたかったというタトゥーを旅行の初日にやってみたのだそうだ(帰国する頃には消えると見込んで)。

ペイント直後の様子(スマホの写真)。

表面の黒い部分はすぐに落ちて、これが完成図。日本円で2000円ほど。カフェでアルバイトをしている大学生の娘さんは足首の方にされたそうである(帰国する頃に消えてなくてもソックスで隠せるので)。

旅行中はこれで通した。異国を旅している気持ちが高まったそうである。次回もやってみたいそうだ。

今日から店を再開して、なじみのお客さんに「どうしたの! 火傷でもしたの?」と聞かれたそうだ。「タトゥーをしていると初めてのお客さんからヤクザ(の女)がやっている店だと思われちゃうかしら」とマダムが言ったので、「いいえ、ヤクザの世界から足を洗った女が堅気の世界で一生懸命やっていこうとしている店なんだと思われるでしょう」と答える。

頑張って下さい。これからも応援します(笑)。 

定休は月火だが、9月17日(日)は15:00までの営業。

休憩終り。散歩再開。

店の名前が薄れていないが、電話番号の局番が三ケタなので、やはり閉店した店だろう。

再び呑川を渡る。この辺りは呑川が蛇行しているのだ。駅の東口の商店街へ。

昔からやっている質屋さん。質屋さんというのはたいてい昔からやっているものである。

この写真を撮る直前に若い女性が店から出てきた。お札を数枚手に握って出てきた。財布に入れることもせず、お札を握ったまま歩き去って行った。

昔からの建物は少なくなったが、この一階に瀬戸屋が入っているビルは昔からあるように思う。

京浜急行の蒲田駅へと続くアーケード街。

 中古のCD・DVD・VHSを販売している店があったので入ってみる。

昔のTVドラマのVHSが揃っている。レンタルビデオ屋から流れたものだろう。

岡田恵和脚本の『ホームドラマ!』(2004年)が揃いで出ていた。今年出した論文集に収めた論文で『ホームドラマ!』を使ったので、仁義を切っておく意味で購入しよう・

田村正和主演(脚本は君塚良一)の『さよなら、小津先生』(2001年)も懐かしいドラマだ。購入しよう。

夏ドラマの傑作『ビーチボーイズ』(1997年)も購入しよう。もう20年前のドラマだが、夏ドラマでこれを越えるものはないように思う。夏ドラマというのはかくあるべしというドラマである。「いいじゃん、夏だし」という主人公(桜井広海=反町隆史)の台詞が印象に残っている。

全部で2300円。古本の全集ものが安いのと同じ意味で安い。(まだ再生していないので、画質が気になるところだが)

周囲には類似の店が数軒ある。今度『彼女たちの時代』や『青い鳥』がないか探してみよう。

 JR蒲田駅の方へ戻る。

ここにしかないような店が消えて、どこにでもあるような店が増えているが、ここにしかない店もまだまだ点在する。

「バー・タイム」。

今度の日曜日にジャズのライブがあるようである。

「カフェ$バー チェリー」。

ここは昔は映画館街だった。(いまは一館も残っていない)

「鳥久」で唐揚げを買って帰る。「ケンタッキー」のフライドチキンよりここの唐揚げの方が好きだ。

JR蒲田駅東口。この駅ビルは古い(リニューアルはされているが)。確か東京オリンピック(1964年)の頃に出来たビルである。

今日も夕焼けがきれいだった。

明日も晴天だろう。

夕食はサーモンのソテー、サラダ、茄子の味噌汁、ご飯。

サーモンのソテーには焼いた野菜を添えて。

サラダの器には「鳥久」の唐揚げが入っている。

2時、就寝。