フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

9月28日(木)曇り

2017-09-29 03:30:38 | Weblog

9時、起床。

トースト、ハム&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

今日から通常営業(授業のある日々)。一週間くらい前は、「あ~、授業が始まるな」と思っていたが、いざ、始まるとなれば、シャキッとする。基本的に授業は嫌いではないのだ。

今日の『ひよっこ』。・・・というフレーズも今日を入れてあと3回だ。

実家に帰ったみね子。家の前の花畑を見て「わぁ」と喚声をあげるのだが、花畑、ちょっと小さくないか(笑)。少し広めのガーデンニングみたいで、収入源としては心もとない。まぁ、試験的な段階ということで理解しましょう。これからきっと一面の花畑になるのでしょう。

世津子と時子がドラマで共演する場面が出てきた。女優復帰と女優デビュー。二人ともちゃんとやっていることがわかってよかった。

「仕送りはもういいよ」と言われたみね子。やれやれという気分(解放感)と自分がもう必要とされなくなったような淋しさ。「これからどうするかは自分で決めて」。ヒデとの結婚が予想される以上、東京で生きていくということだろう。

実の記憶はどうも戻りそうにない。さすがに残り2回で、記憶の回復→混乱(記憶喪失以前の人生と記憶喪喪失後の人生の接合にはしばらく時間がかかるだろう)→安定という過程を描くのは無理だ。しかし、私が実だったら、いかに現在の生活が充実しているとはいえ、ある時点から以前の記憶の空白あるいは暗闇にときおり実存的不安に襲われそうな気がする。「おまえはこういう人生を送ってきたのだ」「あなたはこういう人だったのよ」と家族や友人からの言葉で再現された人生をリアルなものとして「生きていく」ことの難しはあると思うのだ。

11時半に家を出て、大学へ。

早稲田駅前の郵便局でNHK全国俳句大会に参加するための投句料3000円を振り込み、その領収書を申込み用紙に貼り付けて、投函する。去年、初参加で「入選」を果たしたので、今年は一つ上の「佳作」をめざしたい。

*「入選」→「佳作」→「秀作」→「特選」→「大会大賞」という段階がある。『プレバト』でいえば、「入選」と「佳作」が「才能あり」、「秀作」が「特待生」、「特選」が「名人」、「大会大賞」が「師範」という感じだろうか。

句会仲間でNHK全国俳句大会への参加を予定しているあゆみさんにラインで「投函しましたよ」とメッセージを送る。すぐに彼女から返信があり、自分はあと残り二日、ぎりぎりまで推敲して投函しますとのこと。彼女とはいつの日か大会当日、NHKホールのステージに一緒にあがりましょう(選者特選一席)と約束している。

3限は大学院の演習。出席者は5名。まだ科目登録していない人もいるようだ。

4限は空き時間。昼食(おにぎり2個)を研究室でとる。朝食をしっかりとれば、2個で十分だ。

5限は講義「ライフストーリーの社会学」。

講義を終え、6時過ぎに大学を出る。小雨が降っている。昨日見た33号館のあのペイント(?)は今日はもうない。何だったんだろう。ペイントじゃなくて、ライトでも当てていたのかしら。

7時過ぎに帰宅。

夕食はポトフ、冷奴とモロヘイヤ、ご飯。

デザートは巨峰。

深夜、玄関先の鉢植えの月下美人が開花した。

一晩でしぼんでしまう大きな花である。 

「美人」だが後ろ姿はけっこうケバイ。

もう 1つ蕾がある。開花するのを見逃さないようにしなくては。(実は今夜の開花は3つめで、前の2つは見逃してしまったのだ)。

俳句では月下美人は夏の季語である。うちのは遅咲きなのだ。

 月下美人しぼむ明日より何待たむ 小島照子

開花を楽しみに待つ日々も、開花が終ると、何を楽しみにするばよいのかと。『ひよっこ』ロスの気分に似ている。

3時半、就寝。