フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

11月1日(木) 晴れ

2018-11-02 21:34:43 | Weblog

8時45分、起床。

11月に入った。「今年も残すところ2か月か」とは多くの人が口にする感慨であるが、少し立ち止まって考えてみると、2か月というのはけっこうな長さである。「今年も残すところ2週間か」ならわかるが、2か月でそれを言うのは先走りというか、前倒しというか、時間に急かされてすぎではないかしら。秋から冬への移り行きの季節を味わいたい。

半分、青い。

このあたりは全部、白い。

 旅をしてみたく膝抱き鰯雲 高田風人子

ロールパン、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

昼から大学へ。

スロープは登らず、右手の戸山の丘(新記念会堂=早稲田アリーナの屋上庭園)の横を歩く。

研究室のカレンダーをめくる。

事務所へゼミ選考結果と期末試験のアンケートを届けに行く。

教員ロビーのメールボックスに年末調整の書類が入っていた。今年もの残すところ2か月か・・・(笑)。

卒業生のミサキさん(論系ゼミ6期生)がやってきた。区役所にお務めだが、今日は午後休を取ってきてくれたのだ。

研究室で近況をひとわたり聞いてから、昼食を取りに「たかはし」へ行く。

「たかはし」は半地下にあるのだが、そこに降りていく階段の周辺は鏡張りになっている。何のためかはわからない(笑)。

肉豆腐とか、カキフライを食べたかったのが、どちらも完売だったので、2人とも二重弁当を注文。

彼女は二重弁当は初めて。「わぁ、彩りがきれいで、美味しそうですね」そうでしょう、そうでしょう。

食後、戸山公園を散歩する。

広い公園のそこここで、若者たちが楽器を奏でたり、

群舞に興じたりしている。

 散歩日和だ。

ポートレイト日和でもある。

箱根山に登る。 

 

木漏れ日が美しい。 

教会の裏手のひっそりとした空間。

 

 

最後の急坂。 

 頂上の立て札には小さな鐘が付いている。どうしたって触りたくなる(笑)。

 下界を見下ろしながら、人の世のしがらみについて語る(みたいな)。

「カフェゴトー」に行きましょう。 

彼女は学生時代、タップダンスをやっていた。

久しぶりで歩く箱根山通り(学生会館の前の道)。

「学園への歩み」(友人のスミス)。

参考(本家):「楽園への歩み」(ユージン・スミス)

 

いつものことだが「カフェゴトー」は混んでいた。幸い1つだけテーブルが空いていた。レモンティーを注文するとカップの上にレモンの輪切りのお皿がのって出てきた。新しいスタイルだ。

イチジクのタルトとタルトタタンのハーフ&ハーフ。彼女は乾燥イチジクが大好きで、あまりに食べ過ぎて、一時期、イチジクが嫌いになったそうだが、いまはまた好きになったそうだ。どれだけ食べたのだろう(笑)。

もう一軒、行きましょうか。

早稲田のお隣、神楽坂の赤城神社。 

『僕とシッポと神楽坂』で毎回出てくるお稲荷さん。 

彼女はキツネ顔でも狸顔でもなく、しばしばリスとかハムスターに似ているといわれるそうだ。なるほどね(笑)。

 お稲荷さんの横のこの階段も『僕とシッポと神楽坂』でおなじみのスポットだ。

ドラマの動物病院は坂の上にあるが、「アミティエ」は坂の下にある。彼女とここに来るのは二回目。「あのとき先生はモンブランを注文しましたね」と彼女が言った。2年前のことをよく覚えてますね。

彼女はエクレアを注文。私は洋ナシのタルトを注文したが写真を取り忘れた。

神楽坂の駅から東西線に乗り、彼女は飯田橋で降りた。千代田線に乗り換えるためだが、本当は大手町で降りるべきだった。みかけによらずおっちょこちょいなところのある人だが、 タップダンスをしていただけあって、情熱とバランス感覚のある人である。来年あたりにはいい報告が聞けるのではないかな。

7時、帰宅。

夕食は妻と「マーボ屋」へ食べに行く。

エビのさくさくフリッターを前菜代わりにハーフで。

牡蠣の甘辛炒め。

私はご飯を注文。 

メニューにはないが、「白菜のクリーム煮はできませんか」と言ってみたら作ってくれた。ありがとうございます。

妻の好きな鶏そば。私も半分いただく。

メニューになくても「こういうものが食べたいな」というと、材料さえあれば、シェフの加藤さんは作ってくれる。ここは並の中華料理屋さんではないのだ。

さて、明日から2泊3日の信州旅行に出かける。今回の日程は少し変則的で、一日目は松本、二日目は茅野、三日目は再び松本で、夕方までに(夜ではなく)東京に戻ってくる。天気はとってもよさそうだ。

2時、就寝。