フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

11月4日(日) 晴れ(茅野篇)

2018-11-06 00:59:04 | Weblog

6時半、起床。和楽亭の朝は早い。

遠くの山肌が少しずつ明るくなっていく。

N子さんのいない和楽亭の朝の食卓は質素である。私は昨夜、共同浴場からの帰途、コンビニで購入した豚汁。Kはサンドウィッチと牛乳。

参考までにこちらが2年前の11月に和楽亭を訪問したときの朝の食卓である。

 朝食を済ませて、掃除。Kも「グリーン・エッグ」のシフォンケーキをお土産に家族の元に帰るのだ。

掃除も終わり、和楽亭を立つまであと30分ほど時間がある。

長円寺の紅葉をもう一度見ておこう。

昨日は夕日の中で見たが、今日は朝日の中で見ることになる。

 

夕日の中で見る紅葉はしだいに色あせて行くが、朝日の中で見る紅葉はしだいに耀きを増していく。

石仏たちにも挨拶をしていこう。

ゆく秋の信濃の国の石仏(いしぼとけ) たかじ

 

車に乗る前に和楽亭の縁側でKとのツーショットを撮る。「いい写真が撮れたよ」とKに液晶画面を見せると、Kが「旧友ってやつかな」と言ったので、「親友っていうべきだな」と私は答えた。

8時半に和楽亭を出発。

茅野駅前に到着。

Kも私と一緒に車を降りて、改札まで見送りに来てくれた。

改札の前で写真を撮る。セルフタイマーで撮ったのだが、最初の一枚は写真を撮っているとは気づかないご婦人がわれわらの目の前を通過した瞬間にシャッターが下りた。

テイク2。

Kとはここでお別れ。彼はこれから車を運転して相模原まで帰る。1時間に一度の休憩を2回取って、3時間あれば付くはずだ。気を付けてな。また会おう。

私はこれからもう一度松本へ戻る。3時間半ほどの短い滞在になるが、行っておきたい場所があるのだ。

9時8分発のスーパーあずさ1号(新宿発7時ちょど)がホームに入ってきた。

朝からだいぶ写真を撮ったので、松本までの30分間、カメラの電池を充電する。

(「松本編」「東京篇」へと続く)