8時、起床。
ハムトースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
今日は何の予定も入っていない。こういう週末は久しぶりだ。2カ月振りくらいだろうか。週末(土日)の一日は予定を入れないことを原則としているのだが、諸般の事情でそうできていなかったのだ。丸一日、自由な時間があるという気分はとてもいい。
昼食は下丸子の「喜楽亭」に食べに行く。「喜楽亭」には月一のペースで通っている。
「喜楽亭」の前の通りは写真に取りたくなる場所だ。駅のそばなので人の通りが多いこと(とくに電車が停まったとき)と、三叉路なので道が「くの字」に曲がって奥行きのある空間を作り出していることがその理由だが、もちろん森永ミルクキャラメルみないな「喜楽亭」のフォルムもいい。時刻は午後2時を回っている。
暖簾をくぐると客は私だけだった。
入口から一番近い席が(空いていれば)いつも座る席だ。
いつもの席でいつものチキンカツ定食を食べる。(ご飯は軽めで)
今日もご主人とおしゃべりしながら食べる。
ご主人が自治会主催の「矢口地区歴史講座」の資料をコピーしてくださっていた。平川家とは下丸子の名主だった家で、大田区市(資料編)には平川家文書のほとんどが公開されている。大田区立郷土博物館の方の話のレジュメに目を通して、以前から気になっていたことが解消した。 それは多摩川を挟んでこちらに下丸子があり、向こうに上丸子や中丸子があることだ。これは中世の「丸子庄」(葛西清重という人物が源頼朝から受領した)が近世になって複数の村に分解した結果なのだった。中世の「郷」「庄」「領」がそのまま近世の「村」に移行する場合もあるが(一郷=一村型)、「丸子庄」の場合は一郷=多村型なのだ。
支払いのとき「100円値上げさせていただきました」と言った。あっ、ほんとだ。
食後のコーヒーは蒲田に戻ってから「テラスドルチェ」で。
「テラスドルチェ」に来る前に「くまざわ書店」で購入した『ダ・ヴィンチ』12月号に目を通す。星野源の特集。
サンカマタ商店街のテイクアウトの「ちよだ鮨」。シャッターが下りていて、看板も外されている。閉店しちゃったのか?
夕食はかますの干物、サラダ、味噌汁、ごはん。
そして、とろろ汁。
デザートは洋梨。
妻が『僕とシッポと神楽坂』(録画)を観ていて、「トンボロが映ってるよ」と教えてくれた。
あっ、ほんとだ。
店内も撮影に使われている。
奥のテーブルの客にコーヒーを運んでいるのはマスターご本人ではなくエキストラの人である。
「広末涼子はある時点で老化が止まっているわね」と妻が言った。確かにね。
2時、就寝。