フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

11月2日(金) 晴れ

2018-11-04 12:25:19 | Weblog

7時45分、起床。

ロールパン、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

 

9時前に自宅を出る。これで新宿10時発の特急あずさ号に余裕でま似合うはずであるが、蒲田駅のホームは人で溢れている。京浜東北線が遅延しているのだ(川崎ー蒲田間の踏切で安全確認が行われているとのこと)。10分ほど遅れて電車が入ってきたが、超満員で乗れない。しかし、すぐに後続の電車が来て、それには乗れたので、辛うじて特急に間に合った。

今日から2泊3日の信州小旅行だ。天気はこれ以上はのぞめないくらいの晴天だ。

指定席は満席ですと社内アナウンスは言っていたが、私の隣の席には終点松本まで誰も来なかった。あれは指定席券をもたない人が勝手に指定席に座らないように牽制するためのフェイクなのだろうか。あるいは電車の遅延で特急の発車に間に合わなかった人がいたのかもしれない。

だんだん車窓の風景が非日常になってきた。

松本到着は12時半。 

北アルプスの山々が見える。 

チェックインの時刻にはまだ早いが、ホテルに行って荷物を預かってもらう。 

身軽になったところで街歩き開始。 

紅葉のシーズン真っ盛りだ。

まずは四柱(よはしら)神社に挨拶に行く。

  

 七五三のお参りに来ている家族連れもいた。

 境内の紅葉も見ごろだ。

桜もそうだが、紅葉も青空によく映える。

 

神社への挨拶もすんだところで、中通りへ。 

いつも前を通るたびに写真に撮っている「ミドリ薬局」。

今日は店内に入ってみる。 

 旅行に出るときはポーチに常備薬を入れていくのだ、風邪薬が切れていたのだ。

 松本で行きつけのお店はいくつかあるが、いつも到着が昼なので、ランチを兼ねて「chiiann」に最初に顔を出すことが多い。

「chiiann」は路地の奥にある。 

「chiiann」は「チーアン」と読む。「アン」は「庵」だが、「チー」は奥様の子供の頃の呼び名「チーちゃん」に由来する。奥様がお菓子作りを学んだ蒲田の「まやんち」と同じ命名法である。

ドアを開けて中に入ると、ほかに客はおらず、ご主人と奥様が笑顔で迎えてくれる。観光地のカフェが混むのは土日月である。明日から松本では何かのイベントが始まるらしく、「今日は嵐の前の静けさです」とご主人が言った。

坂井先生は夏以降、頻繁にいらしているとのこと。「グレインノート」で椅子展が開かれたためだろう。椅子職人たちへのインタビューをまとめた本の出版企画は進んでいるだろうか。

私の知り合いのオガワ君は2度来店したそうだ。ご夫妻は彼の名前は知らないが、ワインや日本酒のお供にカステラを注文したのが印象に残っているそうだ。

 

パスタのセットを注文。

ピクルスの彩りがきれいだ。 

セットのドリンクはリンゴジュースをチョイス。 

二種類のショートパスタをトマトソースで味付けしてある。 

食後に深入りブレンドコーヒーを注文。 坂井先生がそうだからだろうが、私もブラックで飲むと思われたようだ。砂糖とミルクをお願いする。

知らないうちに「chiiann」の営業時間が10時から18時になっていた。以前は11時から20時だったから、開店時間は1時間早くなって、閉店時間が2時間早くなったわけだ。「18時閉店にしてから、夜にほかのお店にいけるようになりました」と奥様が言った。

開店が10時からになったことで、「午前中限定メニュー」というのが登場していた。ランチとは違う、一種のモーニングサービスみたいなものである。ケーク・サクレか。明後日、茅野からあずさ1号で松本に戻ってくるので、そのとき寄らしていただきますね。

いったんホテルに戻ってチェックインの手続きをする。

街歩き再開で、「源智そば」へ行く。 

かけそばと桜エビのかき揚げとワサビの味噌漬けを注文。パスタを食べてからさほど時間は経っていないが、パスタとの合わせ技で1.5食分である。夕食を軽めにすればよいだろう。

女鳥羽(めとば)川沿いを歩く。 おっ、「宝来屋」が開いているぞ。

「宝来屋」で団子(みたらし2本、あん2本)を、「シェ・モモ」でコンフィフールを購入。団子は夕食用、コンフィチュールは土産用である。 

 

コンフィチュールは、グレープフルーツのリンゴ、洋ナシとバニラ、リンゴのジュレ(左から)の3種を小瓶で。少しずついろいろ味わいたい。

秋の日はつるべ落としというが、まして晩秋だ。路上の自分の影が長い。もう一軒、寄りたいところがある。

ブックカフェ「栞日」(しおりび)だ。「高橋ラジオ商会」は世を忍ぶ仮の姿だ(笑)。

いつもの空間。

いつもの机で、いつものドーナツとホットジンジャー。 

 今日の一期一会の本はこれ。

MIYAZAKI NOBUE 『See You Tomorrow』

詩とイラスト。

 

こちらの雑誌も購入した。

『Coyote』の串田孫一の特集号。 

 奥様からうかがうまで閉店時間が23時になったことを知らなかった。23時って、すごい。「でも、ストーブはまだ入れません」(笑)とのこと。

でも、今日は普段通り、18時前に出る。23時までいるときは、それなりの心の準備が必要である。 

夕食はホテルの部屋で「宝来屋」のお団子。 

きっと辛い物も食べたくなると思い、コンビニでこれも買っておいた。 

1時半、就寝。