７時４５分、起床。
チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
木曜日は午前中から授業がある日。９時半に家を出て、大学へ。
研究室に着いて、授業が始まるまでの短い時間、メールのチェックなど。書斎と研究室で同じカレンダーを使っている。
２限（10:40-12;20）は演習「現代人と孤独」。「ソロ活」の典型としての「一人旅」を取り上げて、レクチャーとディスカッション。「同じ店に２度目に入るときの落ち着かない気分」について語った学生がいて、それを「わかる」という他の学生もいて、「へぇ」と思った。店の人は「また来やがったな、このやろー」と思うはずはなく、むしろ「また来てくれた」と好意的な目を向けてくれるはずだが、そういう「注視」されることが落ち着かい気分にさせるようである。
初めての店に入るときの緊張感についてはよく語られることだが、「２度目の訪問」（馴染みの客になるまでの過程と言ってもいいだろう）についてはあまり語られることがないので、興味深いと思った。考えてみれば、私もいくつかの馴染みの店があるが、「いつもありがとうございます」と言われたときに、馴染みの客になった（そうお店の人に認識してもらえた）と自覚するわけだが、それは「２度目の訪問」で言われることはない。初訪問から「いつもありがとうございます」までの間の何度かの訪問は、一見さんでもなく馴染み客でもない、過渡的な形態であるわけで、「落ち着かない気分」というのは言われてみればたしかにそうですね。
（木曜日は）昼食はいつものようにコンビニで買っておいたおにぎり２個（鮭と梅）。
おにぎりと一緒に買ったチョコレート「LOOK」は私が子供の頃からある。４種類の味が楽しめるが、パイナップル、イチゴ、バナナの味は当時からあったが、ブルーベリーなんて「洒落た」ものは最初からはなかったはずである。何だったのだろう？ 思い出せない。
３限（1：10－2：50）は大学院の演習。今日までが私のレクチャー中心の授業。次回から学生の発表が始まる。テキストは各自が取り上げた誰かの自伝（あるいは回想的エッセー）。それをどういう視点から、なにをキーワードにして、分析するか、そこが見どころである。頑張ってください。
いつもであれば、「ミルクホール」であんドーナツと珈琲を買ってきて、まだ書いていない昨日のブログを書くところだが、今日は早めに研究室を出て、蒲田に戻る。しかし、帰宅するわけではなくて、金継職人さんの仕事場を訪ねて、依頼していたごはん茶碗を受け取るためである。
受け取った（金継の終わった）ごはん茶碗を上杉さんのアトリエに寄って写真に撮る。
松本の「グレインノート」で買ったばかりの田中一光作のごはん茶碗をその日のうちに落として割ってしまった（あのときは思わず天を仰いだ）。３つの大きな欠片と３つの小さな欠片に割れたのだったのだが、割れ方が「ナスカの地上絵」みたいだったので、金継をしてもらったら面白いものになるのではないかと思って、「スリック」のマダムの知り合いの金継職人の深澤朋美さんに依頼したのである。漆を使うので完成までに半年近くかかった。
修理というよりも、新しい作品が出来上がったように思う。
上杉さんは、いま、クリスマスへ向けての作品作りで忙しい。
「うちの母が先生のブログをよく見ていて、私が登場すると喜ぶんです」というので、登場していただくことにする。「元気で頑張っているよ～」。ビデオレターか（笑）。
このツリーにもたくさんイチゴの雪だるまを作って掛けねばならない。
いまは一個しかないのだ。大車輪で作らなければなりませんね。一番の売れ筋商品にきょうだいがいるといいじゃないですか。お正月用にミカンの雪だるまとか。「あっ、それ、いいかもしれない」と上杉さん。ひらめきましたか。でも、クリスマスとお正月は間がないからね、間に合わせるのは大変化かもですね。大わらわの年末になっちゃう（笑）。
帰宅して、昨日のブログを書いてアップする。
昨日が提出締切日だったレビューシートのチェック。
夕食は３週間前の夕食の食卓に初登場した、「小さなおろしハンバーグのような見かけのつくね」。シイタケ、マイタケ、レンコン、ネギなどが入って、シャキッとした触感。ポン酢で食べる。
我が家の定番料理になった。
金継茶碗もさっそく使う。味わい深い。ただし、食洗器には入れちゃダメ。手洗いで。
デザートはマスカット。
食事をしながら『プレバト』を追っかけ再生で観る。終わりの方はソファーに座ってみていたのだが、うとうととして、俳句コーナーはあまり記憶にない。
布団で２時間ほど横になる。明日は金曜日だが祝日。週末の疲れが一日早く出たようである。
風呂から出て、今日の日記をつける。
２時、就寝。
