フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

12月31日(日) 小雨のち曇り

2024-01-01 17:12:16 | Weblog

9時、起床。

トースト、すき焼き+目玉焼き、サラダ、珈琲の朝食。

昨日の牛肉が数枚残っていたので、すき焼き風にして食べる。時間的にもボリューム的にもブランチ。

昨日のブログを書いてアップして、さて、大晦日の街を散歩しようかと思っていると、妻が言った。「二階のリビングの掃除お願いできる?」。あれっ? 一階は大掃除における私の担当領域だが、二階はそうではないはずである。しかし、妻が忙しいことはわかっている。文字で書くと問いの形式をとっているが、語気は「はい」一択である。はい。

隅々まで掃除機をかけ、雑巾がけをする。役所広司の気持ちになって猫トイレの入口もきれいにする。私の誠実な作業ぶりをみて「嬉しい」と妻が言った。

昨日掃除をした一階の各部屋にももう一度掃除機をかける(チャイの毛が落ちているので)。

すでに夕方である。

今日は一歩も外に出ていないので、ちょっと散歩に出る。

「ルノアール」をのぞいてみる。

さすが「ルノアール」。大晦日も元日もやっている。大晦日は18時まで。あと30分ちょっとある。

店員さんが「6時閉店ですが、よろしいでしょうか?」と聞かれる。承知しております。さすがに客の姿はまばらである。

ミルクティー(ホット)を注文する。ポットで供されてカップ2杯分ある。

小沼丹『椋鳥日記』から「緑色のバス」の章を読み始める。画面の左下隅に「章を読み終えるまで36分」と表示さる。これまでの私の読書スピードのデータから計算された数字であろうか。あるいは「駅から何分」と同じように一般的な数字(一分で何文字とか)なのだろうか。

時計を見ると6時まであと35分である。ちょうど読み終える時間であるが、時間を見ながら読書するのもどうかと思うので、店を出るまでに「緑色のバス」の章を読み終えるのはやめよう。あと閉店まで15分というあたりで、店員さんがやってきて先に支払いを済ませてほしいと言ってきた。追い立てられるような気分で店を出る。

夕食の前に娘がやってきた。アクセサリーをもらった。「私とペアですよ」と言った。私は白い鳥、娘は青い鳥だそうだ。

夕食は天ざる。

正月用の煮物も早出しで少々。

『紅白』を観る。ジャニーズが出ない代わりに(?)、若いダンスユニットが何組も出ている。私はほとんで名前を知らない。歌詞もよく聞き取れない。後半から名前を知っており、歌詞もちゃんと聞き取れるミュージシャンが増えた。最後のミーシャの歌唱は圧巻だった。紅組が優勝したが、勝因の何割かはミーシャの歌唱によるものだろう。

『紅白』を見終えてから、みんなで初詣に出かける。

「私はお留守番ですか?」

初詣といっても近所の女塚神社である。

私たちと同じように『紅白』が終ってから家を出てきたでろう人たちで10メートルくらいの列ができていた。12時になるのを待って、参拝開始。

参拝を済ませてから冠の甘酒をもらい、焚火のそばで飲む。

朝は小雨が降っていたが、いまは月が出ている。

帰宅して、今日の日記を付ける。

年またぎで「緑色のバス」を読み終える。

2時、就寝。