フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

1月18日(木) 晴れ

2024-01-19 11:30:01 | Weblog

8時、起床。

目が覚めたら耳鳴りが大きくなっていた。今回の「休戦」期間は12日間だった。その間、耳鳴りはなくなるわけではないが、小さくなっていた。静かな状態を「シーンとしている」と表現するが、その「シーン」という音が聞こえている感じだった。ちょうど雪の積もった夜の道を歩いているときのような静けさで、これは悪くなかった(そもそも聴力が落ちているから普通の人より音の少ない世界なのである)。またしばらく大きくなった耳鳴りと付き合っていかなくてはならない。

耳鳴りの復活の直接の引き金は昨日一日の作業の負荷が大きかったこと(長いオンライン会議、演習のレポート・大学院のテキスト読み、オンデマンド授業の収録、大量のレビューシートのチェックなど)だが、たいてい「休戦」期間は10日から2週間なので、内的な(自律神経の)周期のようなものが基本にあるのだろうと思われる。

チーズトースト、目玉焼き、ハム、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

9時半に家を出て、大学へ。木曜日は午前中に授業のある日。

大学に着いて、研究室に行く前に、生協でUSBを購入。家に忘れてきてしまったのだ。

今日の演習で学生の発表するパワポのファイルをUSBにダウンロードして教室に持参する。授業の開始まであまり時間がなく、よくドラマで社長室に忍び込んで秘密の文書をパソコンからダウンロードする(警備員の足音が廊下でする)ときの主人公のような気分。

2限は演習「現代人と孤独」。3人の学生が発表をした。

 「死の人称性」から考える死にまつわる孤独の解消について

 サロンから高齢者の孤独を考える

 意見の形成と孤独について(一人映画鑑賞から)

昼食は研究室でコンビニで買ったおにぎりとミニワンタン。

3限は大学院の演習。T君がタラ・ウェストーバー『エデュケーション 大学は私の人生を変えた』をテキストに報告をした。

4限の研究指導は学生がインフルにかかったためお休み。やはりインフルは流行っているようである(ゼミの学生からもそういう連絡があった)。

ミルクホールにスイーツを買いに行く。

いつものあんドーナツがなかったので、チュロスと珈琲を買ってくる。

昨日のブログを書いてアップしてから、大学を出る。時刻はすでに5時だが、空はまだ明るさを残している。

蒲田駅の構内に「イベント・ステイション」と名付けられた一区画があり、以前は、期間限定のお菓子の出店などがあったのだが、いまでは「ガチャ」が置かれている。人通りの少ない一画で思ったような売り上げがなかったのであろうが、いろいろな場所で遊んでいるスペースに「ガチャ」が置かれるようになっている。自分が「ガチャ」に関心がないせいだろうが、世界の終りの風景のように見える。

女塚通りのメンチカツの店が閉まった後に「麦ばる」という店が開店することになった。「クラフトビールとカジュアル和食」の店のようである。お隣のお好み焼き屋さんは繁盛しているようだから、向かいの「蒲田カフェ」と連携して、より活気のある一画になりそうだ。

帰宅して、いただきもののバームクーヘンと牛乳で一服。

夕刊に共産党の志位委員長退任の記事が載っている。委員長交代は実に23年ぶりである。トップの在任期間が長いことが共産党の特徴の一つである。後任は初の女性のようだが、志位は「議長」になるそうだから実権を手放すわけではないようである。

夕食は青椒肉絲、菜の花のお浸し、タラコ、玉子と菜の花の吸い物、ごはん。

麺つゆと辛子を和えた菜の花が美味しい。

食事をしながら『プレバト』を追っかけ再生で観る。

その後に『となりのナースエイド』初回(録画)を観る。「ナースもの」はあまり好みではないのだが、『カムカムエブリバディ』で好演した川栄季奈が主演ということで観たのだが、なかなか面白かった。「ナースもの」ではなく「ナースエイドもの」は初めてかもしれない。病院というヒエラルキー(白い巨塔)の最下層に位置する人である。その彼女が患者の様子から医師たちも見逃していた重大な疾患を察知するのである。彼女はいったい何者なのか。ミステリーとコメディが融合しているドラマである。

レビューシートのチェック。

明日のゼミの準備。

1時半、就寝。