8時半、起床。金環日蝕は終っていた。次は見よう・・・。東京はほどよく雲があって、太陽の光が緩和されて、肉眼でも金環が見えたようだ。ソーセージ、フライドポテト、マカロニサラダ、トースト、オレンジジュースの朝食。
高知の講演の資料(パワポ)を仕上げて、担当者にメールで送る。スライドの枚数は28枚。時間は60分なので、1枚あたり平均2分のペースということになる。前の方が時間厳守でやってくれますように。
3時頃、散歩に出る。旧ヨーカ堂前にある「カフェドコバ」で昼食(エビドリアとコーヒー)をとる。二階ということもあって、落ち着いた雰囲気のカフェ。日誌をつける。
カフェを出て、ジムへ。クロストレーナーを1時間ほど漕いで、600キロカロリー(焼肉弁当一個分)を消費。先週の金曜日の牛丼屋二軒梯子で余剰に摂取したカロリーの始末をつける。
『散歩の達人』の最新号は「蒲田・池上・大森」特集。蒲田駅の構内に臨時の売店が出て売っていた。さっそく購入し、「テラス・ドルチェ」でアイスコーヒーを飲みながら読む。「出没!アド街っく天国」の雑誌版である。「昭和東京のふるさと」と銘打たれているところをみると、朝ドラ『梅ちゃん先生』に便乗した企画のようである。
「とかく荒くれ者のイメージで語られがちな蒲田。しかし、本当の蒲田はワルぶったザラつきの中にベルベットのような繊細さを抱いている。そして何者にも左右されない強くて固い芯がある。あなたの知らない蒲田を、ずいとご紹介」
恥ずかしい文章である。定型句だけで書き流している。「ベルベットのような繊細さ」・・・文章教室ならこれだけで不合格である。
でも、店の選択はなかなかいい。「甘味あらい」が載っていないのはしかたがない・・・。
7時過ぎに帰宅。風呂を浴び、夕食をとりながら、『家族のうた』の第6話(録画)を観る。いい。毎回いいが、今回はとくによかった。正義(オダギリジョー)とこころ(杉咲花)の電話でのやりとりのシーン、あれはジーンときた。今期のドラマの中で一番の名場面といってよいのではなかろうか。電話が切れた後、正義がこころのいるアパートへ走る場面、アパートでこころの母親と口論する場面、そしてこころの手をとって一緒に帰る場面、いや、どれも実によかった。世の中の3%の人だけが観ることのできた素晴らしい場面である。ああ、あと2回で終るのか。願わくば5回分を2回に圧縮してドタバタとしたストーリーにするのではなく、枝葉末節の部分は削ぎ落として、根幹の部分をじっくりと観せてほしい。なんだったらスペシャルでもやったらどうだろう。途中打ち切りのドラマがスペシャルをやる。前代未聞だけど、ロックではないだろうか。ロックといえば、斉藤和義の歌うエンディングテーマ「月光」もいい。斉藤は視聴率40%ドラマ『家政婦のミタ』のテーマ曲「しあわせになりたい」も歌っていたが、あの曲よりもこっちの曲の方がロックである。
就活中だった息子が、今日、ある会社から内定をもらった。初めての内定だが、これで就活は終わりにするそうだ。潔い。
深夜、授業の準備をしながら、明日の演習「個人化の社会学」の発表グループからのメールを待っているが、なかなか来ない。もう寝よう。