オクテック ガレージ ブログ OKU-TEC garage

大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

2018年夏 車中泊の旅 GL先生と6年ぶりの再会

2018-08-10 04:39:40 | 2018年夏 車中泊の旅 北海道の公園めぐり
本日2つ目の投稿。1つ目 はコチラ。




20年くらい前に、稚内のライダーハウスで一人のライダーと出会った。

当時、バイクブームで北海道にも多くのライダーが訪れた。


最近はバイクに乗る人も少なくなって、その中で北海道に来るライダーもほんの少ししかいなくなった。

昔は会社を辞めて来たりする人も珍しくなくてみんな根性があった。



岡山で音楽の先生をしているその人はホンダのGL1500に乗っていたので「GL先生」と呼ぶようになった。


その後も何度か北海道で再会した。


今いる友達は大半が旅先で出会った人ばかり。
やがてみな結婚や″大人の″社会人になって北海道に来る機会が減っていった。



GL先生とも6年ぐらい会っていなかったけど今年北海道に来れる事になった。

事情があって船に乗れないGL先生は今年、岡山から舞鶴まで自走しフェリーにGLを積み込み、GLを無人車としてフェリーで輸送した。

無人車は小樽で引き取りが必要なため、誰かが小樽港で引き取りに来なければならない。


GL先生はこの日のために新幹線で北上し小樽に先回りする事にした。


今日がその日だった。




6年ぶりの再会。
娘とは初対面。












「飛行機と聞いていたのになぜ新幹線で?」と聞いたら「一応飛行機も予約してたけど台風で怪しそうだったのでキャンセルして新幹線にしました」と言っていた。すごい。











今も北海道にハマるライダーはもちろんいて、でも昔のライダーは熱い人が多かった気がする。
来ないとウズウズして、来れないと悔しくて。

やって来て再会して何処かのキャンプ場で宴会して。
夢のような夏が過ぎていく。













たまにこのブログに出てくる「じじぃ」という男も北海道ライダーの一人。
奴も大人の社会人になってバイクで来れなくなり、それからは飛行機で来てレンタカーを借りて稚内のライダーハウスまだ来たり、
ある時は稚内空港まで来て、空港からバスで稚内のライダーハウスに来る途中のホームセンターでママチャリを買いそれに乗ってやってきた。
(帰りはライダーハウスにそのママチャリを寄付して帰った)




GL先生はトランペット奏者。
トランペットを持参していろんな所で奏でていった。

ガッツとユーモアがみんなあった。
今年も何人か北海道に来ていて、この後もやって来る。
すごい所です北海道は。






GL先生、お疲れさんでした。
出来ればどこかでまた会いましょう。



























GL先生と別れたあと色内埠頭公園に立ち寄り、回転寿司とっぴーでもらった花火をした。

娘のとって一番な楽しみにしていた花火。
幼い心にある小さな楽しみを見落とさないようにと自分に言い聞かせた。








本日の走行距離 60km。

またブログ書くのに夜更かししてしまった。
ではまた。























2018年夏 車中泊の旅 小樽の婆ちゃんち。小樽公園(旧こどもの国)と色内埠頭公園

2018-08-10 03:37:54 | 2018年夏 車中泊の旅 北海道の公園めぐり
8月9日

午後9時過ぎ、ようやく下船案内のアナウンスがあった。








娘は3歳くらいの時に一度フェリーに乗ったことがある。
幼すぎて何も分からなかったのが今は少し成長し何かを理解するようになってきた。

狭い車の間を抜ける。
訳が分からないまま母親の後をついて行く。










目の前に自分の車があるのが理解できなかったみたいでしきりに「どうして?」と狐につままれたような表情をしていた。

歩いてタラップを渡り乗船した娘は車が一緒に運ばれてきたとは思ってもみなかった。
自分達も幼い頃には同じように思えたのかもしれないけど、今の自分はそんな子供の気持ちが分かってやれてないのでは思うことがある。
幼い気持ちを汲み取ってやらてないのでは反省することが多々ある。









最後の方の乗船だったせいで下船は最初の方になる。
タラップが間近で開くのを初めて見た。











船のお腹の中に車に積んできた事を説明して、車を止めてあの船に乗って来たんだよと改めて説明してようやく理解できたようだった。









小樽港から10分ほど走り、午後10時前、婆ちゃんちに着いた。
婆ちゃんちと言っても今は施設に入っていて、今はおじさんしか居ない。

おじさんとも3年ぶりになる。
おじさんも病気をしたりして大変だった。


少し話しをして、ブログを書いて夜中1時ごろ眠りについた。

本日の走行距離 6.5km









6月9日 朝8時過ぎに起きた。

ゆうべ遅かったせいで娘はまだ寝ている。
娘は私に似て夜は強いけど朝はだめ。

おじさんが朝ごはんを作ってくれた。
食べ物を制約している事で人に食事の事で気を遣わせてしまう事が何より心苦しい。
知り合いのうちにお邪魔することに少し気構えるようになってしまった。











午前中に近くの公園に行く事にした。

小樽公園。










昔は日本一小さい遊園地とも言われて、ゴンドラが6個しかない小さな観覧車やアトラクション、ゴーカートのコースもあったそうだ。
こちらのサイトに当時の事が詳しく書かれてます。)










今は全て無くなって公園になった。














公園からフェリー乗り場が見える。












公園と言ってもすごいものはなくて、どちらかと言えば幼児向けで、この日も小さな子供を連れた親子が何人か遊びに来ていた。











たんぽぽ。
ふ〜











見知らぬ兄妹に付いて走り回る娘。

人見知りしなくて、どちらかと言えば友達と遊びたがる性格に育った。












幼い時に乗った事を思い出した、こんなに小さかった?!と笑っていた。

あなたがでかくなっただけです。










元々はアトラクションのカップだったのを残したみたい。










親子で乗るブランコ。
でも、15度位しか振れない。











「これだけ〜」と不完全燃焼状態の娘。
仕方なく移動。

途中小樽運河を通過。












平日からか観光客は少なめ。
ちなみに気温は昼まで25℃くらいで過ごしやすい。
夜は20℃を下回って寒いくらい。












フェリー乗り場から少し西にある「色内埠頭公園」。











こちらはもっと遊具の無い公園。










不完全燃焼マックスな娘を回転寿司でなだめて退散。






おじさんを迎えに戻り回転寿司「とっぴー」に。













小樽は観光地だけあって回転寿司も高く、その中でも安い方のお店。

最近は中トロとかサーモンや、いくらなんて、脂の乗ったのが苦手になって、玉子焼きとか〆さばみたいなあっさりしたものが好みになった。

おおえびが美味しかった。










シャリも小さくなくて、みんなサビ抜きでなく選べるお寿司屋さん。









いくら娘。










娘だけが頼んだと思ったら、とら母デザートを頼んでた。

恐るべし「宇宙の胃袋」を持つ母娘。











小さな子供はドリンクバーが無料で帰りにオモチャが貰える。
おまけに今日は花火をくれた。










そのあと婆ちゃんに会いに病院に行った。

婆ちゃんは93歳。
薬のせいでぼーっとしているけど、話し掛けたらうなずいたりしてくれた。













とら母は婆ちゃんちで育った。
20年前、とら母と結婚したときも、婆ちゃんちに厄介になり、婆ちゃんにご飯を作ってもらった。

世話焼きで優しい婆ちゃんだった。



握った手は温かかった。







おふくろの時もそうだったけと、人は歳をとると、若い時のように意識もしっかりしなくなる。
健常者にしてみれば悲しくてかわいそうに思えるけど、年寄りには全てが意識あるよりは楽なのかもしれない。

そう思うしか仕方がなくて、そう自分に言い聞かせた。



少し名残惜しかった。でもこれ以上は何もできない。
短い時間だったけど会えてよかった。


とら母の姉妹よ、会うなら今だよ。ぜったい。