12/12(土)、カワセ楽器にバンジョーの調整を頼みに行ったので、神保町の岩波ホールにまで足を伸ばして映画を観てきた。
1969年制作のグルジア(ジョージア)映画。グルジア語オリジナル版によるデジタルリマスターでの再上映。
実在の画家を演じたのは俳優ではなく、本作の美術も担当したという画家でアヴタンディル・ヴァラジという人。その他の出演者も地元の住民を使ったのでは、と感じられた。ストーリーは世間の評価に苦しみ翻弄される画家の生涯を描いたものだが、映像がすばらしかった。古い映画だが、いや、それゆえにと言うべきか、時間をかけて撮影されたシンプルな画面構成とライティングは、素朴なグルジアの山々、そしてそこにに暮らす人々の生活を見事に浮かび上がらせている。さらに音楽も、素朴な民族音楽だが一音に魂を込めるかのような演奏は胸を打つ。時の流れを90分に凝縮したような映画だった。実際、出演者の加齢してゆく姿はメイクではなく、何年もかけて年を取らせてから撮影を繰り返したのではないか、と思った。
さて、アキーラのナイロン弦を張ってカワセ楽器で調子してもらったバンジョーはどうなったか・・・という話はページを改めて書くことにする。
1969年制作のグルジア(ジョージア)映画。グルジア語オリジナル版によるデジタルリマスターでの再上映。
実在の画家を演じたのは俳優ではなく、本作の美術も担当したという画家でアヴタンディル・ヴァラジという人。その他の出演者も地元の住民を使ったのでは、と感じられた。ストーリーは世間の評価に苦しみ翻弄される画家の生涯を描いたものだが、映像がすばらしかった。古い映画だが、いや、それゆえにと言うべきか、時間をかけて撮影されたシンプルな画面構成とライティングは、素朴なグルジアの山々、そしてそこにに暮らす人々の生活を見事に浮かび上がらせている。さらに音楽も、素朴な民族音楽だが一音に魂を込めるかのような演奏は胸を打つ。時の流れを90分に凝縮したような映画だった。実際、出演者の加齢してゆく姿はメイクではなく、何年もかけて年を取らせてから撮影を繰り返したのではないか、と思った。
さて、アキーラのナイロン弦を張ってカワセ楽器で調子してもらったバンジョーはどうなったか・・・という話はページを改めて書くことにする。