文化逍遥。

良質な文化の紹介。

柳家小三治独演会

2015年12月25日 | 落語
 昨夜12/24は、古い友人がお隣の四街道市で行われた柳家小三治師匠の独演会に招待してくれたので行ってきた。さらに、車で送り迎えもしてくれたので、至れり尽くせりな夜だった。
 小三治師匠も今年76歳という高齢で、病を得ているとのこと。独演会では長演になるので、高座が心配されたが、杞憂だった。演目は「一眼国」と「時そば」の二席。いずれも古典落語の基礎とも言うべき噺で、さすが、と唸らせるだけの力量。随分以前に国立演芸場の名人会で師匠の「山崎屋」を聴いたことがあるが、その時と比べても衰えは感じなかった。実際に演じている方は、必死の思いだろうが、それを感じさせないのも芸の内なのだろう。
 生涯、忘れ得ぬ夜となりそうだ。ただただ、感謝。

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