オープンバック・バンジョーの調整を頼みに神田のカワセ楽器に行ってきたので、ついでに街歩き。
例によって工事中のお茶の水駅の写真から。
12/12午前、聖橋の上から水道橋方向を携帯で撮影。写真中央に見えているのは御茶ノ水橋、右奥が本郷になる。工事の車両や重機の下は神田川。いつ見ても、すごい工事だ。新しい御茶ノ水駅が完成すれば随分とモダンな街になるだろう。さみしい気もするが、これも時代の流れだ。変わった、といえば、神保町交差点横に古くからあった書店「書泉ブックマート」が無くなり、靴店の「ABCマート」になっていた。売上減少のためか、近くにある「書泉グランデ」に集約したらしい。学生時代から40年近く親しんできた書店だったので少しくショック。わたしが大学の頃は、書泉の労働組合が強く、店舗のあちこちにアジびらが貼られていた。置かれている本も売れ筋だけでなく人文関係の専門的な本が多かった。組合の腕章をつけた店員は緊張した表情だったが、本に関する知識はしっかりしていて、訊いたことに関しては責任ある答えが返ってきた。これも、今は昔の話。
こちらは、やはり聖橋から湯島方向を撮影。小さな森のように見えるのは孔子を祀っている湯島聖堂。江戸期は昌平坂学問所として幕府の教育機関の中心となったところ。ちなみに、「昌平坂」とはこのあたりの地名ではなく、孔子の生地からきているという。
さらに、その奥には神田明神がある。複数の祭神を祀っているので「明神」と言うらしいが、その中には平将門も含まれている。今でも、神田明神周辺の会社や事務所などは社に背を向けていると将門に祟られるという迷信が残り、机の配置には気を配るらしい。
そこから、さらに行くと湯島天神がある。受験シーズンを迎え、境内には絵馬の奉納が溢れるようになる。以前、そんな合格祈願の絵馬を何とはなしに見ていたら、けっこう誤字があった。頼まれた天神様もさぞ困るだろう。神頼みしている暇があったら勉強しなさい、と道真公の声が聞こえるような気もする。
この後、神田から神保町に回り、岩波ホールで映画を観た。次回はそのレビューを書くつもり。
例によって工事中のお茶の水駅の写真から。
12/12午前、聖橋の上から水道橋方向を携帯で撮影。写真中央に見えているのは御茶ノ水橋、右奥が本郷になる。工事の車両や重機の下は神田川。いつ見ても、すごい工事だ。新しい御茶ノ水駅が完成すれば随分とモダンな街になるだろう。さみしい気もするが、これも時代の流れだ。変わった、といえば、神保町交差点横に古くからあった書店「書泉ブックマート」が無くなり、靴店の「ABCマート」になっていた。売上減少のためか、近くにある「書泉グランデ」に集約したらしい。学生時代から40年近く親しんできた書店だったので少しくショック。わたしが大学の頃は、書泉の労働組合が強く、店舗のあちこちにアジびらが貼られていた。置かれている本も売れ筋だけでなく人文関係の専門的な本が多かった。組合の腕章をつけた店員は緊張した表情だったが、本に関する知識はしっかりしていて、訊いたことに関しては責任ある答えが返ってきた。これも、今は昔の話。
こちらは、やはり聖橋から湯島方向を撮影。小さな森のように見えるのは孔子を祀っている湯島聖堂。江戸期は昌平坂学問所として幕府の教育機関の中心となったところ。ちなみに、「昌平坂」とはこのあたりの地名ではなく、孔子の生地からきているという。
さらに、その奥には神田明神がある。複数の祭神を祀っているので「明神」と言うらしいが、その中には平将門も含まれている。今でも、神田明神周辺の会社や事務所などは社に背を向けていると将門に祟られるという迷信が残り、机の配置には気を配るらしい。
そこから、さらに行くと湯島天神がある。受験シーズンを迎え、境内には絵馬の奉納が溢れるようになる。以前、そんな合格祈願の絵馬を何とはなしに見ていたら、けっこう誤字があった。頼まれた天神様もさぞ困るだろう。神頼みしている暇があったら勉強しなさい、と道真公の声が聞こえるような気もする。
この後、神田から神保町に回り、岩波ホールで映画を観た。次回はそのレビューを書くつもり。