最近、図書館から借りて読んだ本の中から一冊。細谷亮太著『小児病棟の四季』。後書きの日付は1998年正月になっているので、その頃までに書かれたエッセイをまとめたものだろう。岩波現代文庫からは、2002年に出版されている。
著者の細谷亮太氏は、1948年山形県生まれの小児科医 。実家も山形で代々続く医院であったという。東北大学医学部を卒業後は聖路加国際病院小児科に勤務。1978年 - 1980年にテキサス大学M・D・アンダーソン病院がん研究所で勤務し、帰国後は聖路加国際病院に復職、小児科部長、副院長をつとめ2022年現在は聖路加国際病院小児科顧問。
聖路加国際病院は、築地にあるキリスト教系の病院。重病の人や死に面した人の心のケアをつとめる「チャプレン」と呼ばれる病院付きの牧師さんなどもいて、他の病院から終末期の患者を依頼されて「看取り」をつとめることも多いらしい。著者の専門は小児がんとのことで、この本に登場するのは、重い病気を背負った子供達だ。十分に生きたとは言えない子供の最後の時を迎える描写には、思わず涙を誘われる。
こちらが岩波現代文庫版。
こちらは、私が読んだ大活字本。
著者の細谷亮太氏は、1948年山形県生まれの小児科医 。実家も山形で代々続く医院であったという。東北大学医学部を卒業後は聖路加国際病院小児科に勤務。1978年 - 1980年にテキサス大学M・D・アンダーソン病院がん研究所で勤務し、帰国後は聖路加国際病院に復職、小児科部長、副院長をつとめ2022年現在は聖路加国際病院小児科顧問。
聖路加国際病院は、築地にあるキリスト教系の病院。重病の人や死に面した人の心のケアをつとめる「チャプレン」と呼ばれる病院付きの牧師さんなどもいて、他の病院から終末期の患者を依頼されて「看取り」をつとめることも多いらしい。著者の専門は小児がんとのことで、この本に登場するのは、重い病気を背負った子供達だ。十分に生きたとは言えない子供の最後の時を迎える描写には、思わず涙を誘われる。
こちらが岩波現代文庫版。
こちらは、私が読んだ大活字本。