イーストコースト・ブルースといわれる、アメリカ東部地方のブルースを考えるとき、ウィリー・ウォーカー( Willie Walker)Vo&gという、どうしても忘れてはならない人がいる。資料によると、録音したのは1930年12月にジョージア州アトランタでサム・ブルックス(Sam Brooks)backVo&gと組んでの4テイクだけで、その内で当時リリースされたのは2テイクのみ。なので、今のところ我々が聴くことが出来るのはオムニバスCDなどに納められたこの4テイクからの「South Carolina Rag」と「Dupree Blues」だけだ。
ロバート・サンテリ著『Big Book Of Blues』によると、生まれはサウスカロライナで1896年というから、ゲーリー・デイビスと出身州も生まれ年も同じことになる。しかし、亡くなったのは早くて、同州のグリーンヴィルで1933年3月4日。なので、37歳位だったことになる。先天性の梅毒症で、生まれつき目も悪くBlind Willie Walkerとも呼ばれ、亡くなったのも同じ病だったという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/dd/8fecf5b4bf1cd2be03dd3163d5061adf.jpg)
オーストリアのDOCUMENTレーベルのCD5062。1927年から1930年までの古いラグタイム・ギターの演奏を集めたオムニバスの名盤。ウィリー・ウォーカーが3曲入っている。その中で、マトリックス・ナンバー(原盤の通し番号)は「Dupree Blues」が151063-1、「South Carolina Rag」(take-1)が151065-1で、同じく(take-2)が151065-2になっている。そこから推測すると、「Dupree Blues」に、-2という別テイクがあった可能性が強い。が、ナンバーが飛んでいるのも気になるところ。
YAZOOのオムニバスCD『East Coast Blues』解説によると、ウィリー・ウォーカーとサム・ブルックスの二人は、1920年頃からコンビを組みサウスカロライナ州のグリ-ンヴィルで活動していたという。そして、多くのイーストコースト・ブルースマンに大きな影響を与えた。ちなみに、やはりサウスカロライナで1914年に生まれたブルースギタリスト、ジョッシュ・ホワイト(Josh White)はウォーカーの演奏をじかに聴いており、次のように語っている。
「He was the best guitarist I've ever heard・・(彼は、わたしが聞いた中で最も優れたギタリストだった)」『Max Jones, Josh White Look Back,Part2,[Blues Unlimited,56](September 1068),P16.』
ロバート・サンテリ著『Big Book Of Blues』によると、生まれはサウスカロライナで1896年というから、ゲーリー・デイビスと出身州も生まれ年も同じことになる。しかし、亡くなったのは早くて、同州のグリーンヴィルで1933年3月4日。なので、37歳位だったことになる。先天性の梅毒症で、生まれつき目も悪くBlind Willie Walkerとも呼ばれ、亡くなったのも同じ病だったという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/dd/8fecf5b4bf1cd2be03dd3163d5061adf.jpg)
オーストリアのDOCUMENTレーベルのCD5062。1927年から1930年までの古いラグタイム・ギターの演奏を集めたオムニバスの名盤。ウィリー・ウォーカーが3曲入っている。その中で、マトリックス・ナンバー(原盤の通し番号)は「Dupree Blues」が151063-1、「South Carolina Rag」(take-1)が151065-1で、同じく(take-2)が151065-2になっている。そこから推測すると、「Dupree Blues」に、-2という別テイクがあった可能性が強い。が、ナンバーが飛んでいるのも気になるところ。
YAZOOのオムニバスCD『East Coast Blues』解説によると、ウィリー・ウォーカーとサム・ブルックスの二人は、1920年頃からコンビを組みサウスカロライナ州のグリ-ンヴィルで活動していたという。そして、多くのイーストコースト・ブルースマンに大きな影響を与えた。ちなみに、やはりサウスカロライナで1914年に生まれたブルースギタリスト、ジョッシュ・ホワイト(Josh White)はウォーカーの演奏をじかに聴いており、次のように語っている。
「He was the best guitarist I've ever heard・・(彼は、わたしが聞いた中で最も優れたギタリストだった)」『Max Jones, Josh White Look Back,Part2,[Blues Unlimited,56](September 1068),P16.』