文化逍遥。

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縄文時代研究講座(第2回)2023.1.28

2023年02月02日 | 考古・エッセイ
 加曾利貝塚博物館が主催し、千葉市生涯教育センターの地下ホールで「縄文研究講座」というものが行われている。以下は、千葉市ホームページ内の案内より引用。
「加曽利貝塚や縄文時代について最近の研究成果を学びます。全6回の講座で、それぞれテーマが異なるオムニバス形式の講座です。一般の方向けの講座ですが、内容はやや専門的です。」


 千葉市内には、確認されているだけでも貝塚が120カ所あると言われてる。わたしも縄文文化に興味があるので、自転車で行けるところを訪ねて、見て回ったりしている。この日、1/28(土)第2回の講座は『北の大地の「周堤墓」と集落~「キウス」を例として~』だった。
 「キウス」というのは、北海道の地名で新千歳空港の近く。周堤墓(しゅうていぼ)というのは、レジメから引用で「堅穴を掘り周辺に土堤を円環状に巡らせて区画し複数の土坑墓を構築した、集団区画墓。縄文時代後期後葉の北海道石狩低地帯を中心に分布する」というもの。
 講師は阿部明義さんという方で、本来は、北海道埋蔵文化財センターに所属されているが、現在は千葉県内の発掘調査を手伝いに千葉に滞在しておられるとか。特別講義、といったところだろうか。
 内容は、ここに書いているとキリがないので書けないが、興味深く濃いものだった。聴衆も皆熱心に聴いていた為か、だんだん熱が入り予定時間を20分もオーバーし、会場のタイムリミットが迫ったらしく主催者側が何度も講師に時間を注意喚起するという、微笑ましい事態になった。結局、2時間近い講演だったが、個人的には時間を感じないほど興味深かった。

 コロナ感染を予防するため、座席配置は一つ置きで、収容人数の半分ほどしか入場できない状態。なので、聴くには事前の申し込みが必要で、応募多数の場合は抽選になる。今回は、たまたま参加できたが、もう少し広い会場で多くの人に聴いてもらえたらと感じた。


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