ジェシー・メイ・ヘンフィルは、「わたしのレコード棚ーブルース109」で取り上げたシド・ヘンフィルの孫娘にあたる人。生まれは、ウィキペディアによると、1923年10月18日ミシシッピー州のセナトビア(Senatobia)で、亡くなったのは2006年7月22日メンフィス。ただし、下のヴィデオ『Deep Blues』の解説及びロバート・サンテリ著『Big Book Of Blues』では、生年を1934年10月6日としている。
ヴィデオ『Deep Blues』。ブルース・リサーチャーのロバート・パーマーが著作でもある『ディープ・ブルース』の企画の一環として製作され、パーマー自身がダウンホーム・ブルースを紹介する形で作られたヴィデオ。日本では1994年頃にPーVINEレーベルから中山義雄氏のトランスクリプト(会話部分の聞き取り翻訳)と解説を小冊子にして付けて発売された。DVDになり今でも継続して発売されていると思っていたが、国内盤はすでに廃盤になっており現在では入手が難しいようだ。かろうじて、海外盤がインターネットで手に入るようだが、かなり高額で、手元に着くまで時間を要するようだ。メディアが変わる時に、商売にならないと感じるものは切り捨てられるのではないか、と心配していたが、その懸念は残念ながら当たってしまったようだ。
下の2枚の写真は、このヴィデオの映像をデジカメで撮ったもの。ちょっと見にくいが、ご容赦願いたい。
ファイフ・バンドの様子。左端で大きなドラムをたたいているのが、ジェシー・メイ・ヘンフィル。右端で、ファイフを演奏しているのは、このブログ「わたしのレコード棚ーブルース108」で書いたナポレオン・ストリックランド。
ジュニア・キンブロー(Junior.Kimbrough)のジュークジョイントで、演奏するジェシー・メイ・ヘンフィル。
Southlandレーベルから出ていたLP、SLP22。ジョージア州アトランタで、1984年10月に行われたブルース・フェスティヴァルの録音。全部で4枚のシリーズのヴォリューム2。ジェシー・メイ・ヘンフィルは、「Train Train」を収録。ジャケットの写真は、右上から時計回りに、サニーランド・スリム、ジュニア・キンブロー、ジェシー・メイ・ヘンフィル、フィル・ウィギンズ&ジョン・シーファス、フランク・エドワーズ、トーマス・バート。
シド・ヘンフィルのページでも書いたが、ヘンフィル一家はミシシッピー州の北部で、音楽を代々受け継いでいる。その辺りは、小高い丘になっているということでブルースファンの間では「ヒル・カントリー・ブルース」とも呼ばれている。また、その地域はアイルランドからの移民も多いところで、アイリュシュ・ミュージックとブラック・ミュージックが相互に影響しあって、独特な音楽を形成していた歴史もあると考えられている。聞き慣れない者にとっては、「何だこりゃ」という戸惑いもあるかもしれない。が、音楽の中にある大切なものを聴取ろうとする者にとっては、極めて大切な音楽である。
ヴィデオ『Deep Blues』。ブルース・リサーチャーのロバート・パーマーが著作でもある『ディープ・ブルース』の企画の一環として製作され、パーマー自身がダウンホーム・ブルースを紹介する形で作られたヴィデオ。日本では1994年頃にPーVINEレーベルから中山義雄氏のトランスクリプト(会話部分の聞き取り翻訳)と解説を小冊子にして付けて発売された。DVDになり今でも継続して発売されていると思っていたが、国内盤はすでに廃盤になっており現在では入手が難しいようだ。かろうじて、海外盤がインターネットで手に入るようだが、かなり高額で、手元に着くまで時間を要するようだ。メディアが変わる時に、商売にならないと感じるものは切り捨てられるのではないか、と心配していたが、その懸念は残念ながら当たってしまったようだ。
下の2枚の写真は、このヴィデオの映像をデジカメで撮ったもの。ちょっと見にくいが、ご容赦願いたい。
ファイフ・バンドの様子。左端で大きなドラムをたたいているのが、ジェシー・メイ・ヘンフィル。右端で、ファイフを演奏しているのは、このブログ「わたしのレコード棚ーブルース108」で書いたナポレオン・ストリックランド。
ジュニア・キンブロー(Junior.Kimbrough)のジュークジョイントで、演奏するジェシー・メイ・ヘンフィル。
Southlandレーベルから出ていたLP、SLP22。ジョージア州アトランタで、1984年10月に行われたブルース・フェスティヴァルの録音。全部で4枚のシリーズのヴォリューム2。ジェシー・メイ・ヘンフィルは、「Train Train」を収録。ジャケットの写真は、右上から時計回りに、サニーランド・スリム、ジュニア・キンブロー、ジェシー・メイ・ヘンフィル、フィル・ウィギンズ&ジョン・シーファス、フランク・エドワーズ、トーマス・バート。
シド・ヘンフィルのページでも書いたが、ヘンフィル一家はミシシッピー州の北部で、音楽を代々受け継いでいる。その辺りは、小高い丘になっているということでブルースファンの間では「ヒル・カントリー・ブルース」とも呼ばれている。また、その地域はアイルランドからの移民も多いところで、アイリュシュ・ミュージックとブラック・ミュージックが相互に影響しあって、独特な音楽を形成していた歴史もあると考えられている。聞き慣れない者にとっては、「何だこりゃ」という戸惑いもあるかもしれない。が、音楽の中にある大切なものを聴取ろうとする者にとっては、極めて大切な音楽である。