ジェームス ‟サン” トーマス(James "Son" Thomas)は、1926年10月14日ミシシッピ州イーデン(Eden)に生まれ、1993年6月26日に同州グリーンヴィル(Greenville)で亡くなっている。エレキギターを使っても、カントリーブルースの香りを残す、個性の強いブルースマンだった。
この人はミシシッピー北部で暮らしていたようだが、若い頃はあまり注目されることはなかったようだ。それが、1960年代のブルースリヴァイバルの中で、ウィリアム・フェリス(William Ferris)というリサーチャーに1967年に見出され、その後ヨーロッパに何度もツアーするなど、世界的な演奏活動をした。40歳を過ぎて、本格的な演奏活動をした、ということになる。また、この人は造形作家でもあり、エール大学やワシントンD.Cでも塑像などの個展を開くなどしている。
P-VainのCD2179。原盤は、ドイツのレーベルと思われる。1982年のドイツでのライブや、1980年のミシシッピーでの録音を編集してある、10トラック11曲(1トラックはメドレー)を収録。カントリーブルースのプレーヤーは、なかなかモダンブルースの曲をレパートリーに入れないものだが、この人はけっこう巧みに自分のものにして、したたかにギターを演奏し、歌っている。そこが、特筆すべきところ。
かなり以前に、雑誌「プレイボーイ」の日本版でブルースの特集をした時に載った写真。気に入ったので、これだけ切り抜いて保存してあったもの。アコースティックギターを構えて、ポーズをとった姿が、この人らしさを表している。
以下の写真2枚は、CBSのドキュメント番組「ブルースの故郷を訪ねて」よりの映像をデジカメで撮ったもの。1980年代に撮影されたと思われる。1990年頃、深夜に民放で放送されたものをヴィデオに撮ったように思うが、記憶があやふやで定かではない。字幕が付いていて、トーマスの話によると、彼は幼い頃貧しく、学用品を買うために写真後方に写っていいるような塑像などを作り地元イーデンの白人に売っていた、という。
この人はミシシッピー北部で暮らしていたようだが、若い頃はあまり注目されることはなかったようだ。それが、1960年代のブルースリヴァイバルの中で、ウィリアム・フェリス(William Ferris)というリサーチャーに1967年に見出され、その後ヨーロッパに何度もツアーするなど、世界的な演奏活動をした。40歳を過ぎて、本格的な演奏活動をした、ということになる。また、この人は造形作家でもあり、エール大学やワシントンD.Cでも塑像などの個展を開くなどしている。
P-VainのCD2179。原盤は、ドイツのレーベルと思われる。1982年のドイツでのライブや、1980年のミシシッピーでの録音を編集してある、10トラック11曲(1トラックはメドレー)を収録。カントリーブルースのプレーヤーは、なかなかモダンブルースの曲をレパートリーに入れないものだが、この人はけっこう巧みに自分のものにして、したたかにギターを演奏し、歌っている。そこが、特筆すべきところ。
かなり以前に、雑誌「プレイボーイ」の日本版でブルースの特集をした時に載った写真。気に入ったので、これだけ切り抜いて保存してあったもの。アコースティックギターを構えて、ポーズをとった姿が、この人らしさを表している。
以下の写真2枚は、CBSのドキュメント番組「ブルースの故郷を訪ねて」よりの映像をデジカメで撮ったもの。1980年代に撮影されたと思われる。1990年頃、深夜に民放で放送されたものをヴィデオに撮ったように思うが、記憶があやふやで定かではない。字幕が付いていて、トーマスの話によると、彼は幼い頃貧しく、学用品を買うために写真後方に写っていいるような塑像などを作り地元イーデンの白人に売っていた、という。