文化逍遥。

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テレキャスターシンライン改造

2019年12月06日 | ギター
 改造というほどではないが、テレキャスターシンラインのリア・ピックアップを外してみた。このギターでは、もともとブリッジ側のピックアップはほとんど使わないし、このところ長い時間弾いていると首が痛くなったりして軽量化したいこともあり、試しに外してみることにした。当然、切り替えスイッチも外している。計量してみると、2.9キロから2.7キロになっただけだった。しかし、例えばハイキングになどに行って長時間歩くときに、背負った荷物の中に250㎖の小さなペットボトル飲料が有るのと無いのでは、けっこう違うものだ。結局のところ、歳ですがね。若い頃は、ギターの重さなんて気にしたことなかったもんね。





 ピックアップと切り替えスイッチのところは、穴がいている状態になるので金属の薄いテープを張ってみた。もうひとつの改善点は、ボディを軽量化するとヘッド側が下がりやすくなる、いわゆる「ヘッド落ち」状態になるので、ストラップをかけるピンを工夫して、すこし長くしてみた。これによりバランスが取れ、かなり弾きやすくなった。ただし、これはよほどしっかりした長いネジを使わないとだめだし、レスポールのような重いギターでやるとネジが外れたりする危険があるので、薦めることは出来ない。どうしてもやる場合は、あくまで自己責任でやること。


 意外に知られていないことだが、切り替えスイッチによる音質の低下や、トラブルもけっこうある。具体的には、切り替え時にガリが入ったり、接触不良を起こしてしまうことだ。この場合は、2000番位のサンドペーパーを使って接点を磨き、接点復活材をつけたりしてみると、改善することも多い。が、自信のない人は、やはりリペアに出すのが無難なところ。また、スイッチそのものが音質に与える影響もある。経験的に、スウィッチを交換したら音抜けが良くなった、ということもあった。スイッチそのものが付いていなければ、トラブルの心配もないわけだ。今付いているピックアップは、リンディ・フレーリンのP-90。ホットラインをヴォリュームポットに直につけたので、心なしか高音の抜けがよくなり、音質が向上した気がする。

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