紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

はじまり はじまり

2004-06-03 14:28:38 | 7・連句・俳句・短歌
連句の仲間は、今のところ10人。もともと居酒屋の常連3人で巻いていたのが、友だちを連れてきたり連れて来られたりして(私のこと)、10人に増えた。
10人でゆるりゆるり歌仙を巻くのと平行して、季節ごとに5-6人でせっかち歌仙を巻いている。
その発句を、せっかち歌仙参加者から募集したところ、つぎの句がきました。
発句には、かならず季語が入るので、これ1句だけ見れば俳句と同じです。

五月雨や 湯煙立ちて 地蔵かな

上つ毛は 湯揉み踊りと 五月晴れ

なつかしき 香に見上げれば えごの花

新小梅 カリッと噛んで 朝の膳 

静かなり 星なき夜は 蛍かな


せっかち歌仙に参加する人に、名前を伏せて、よいと思う句を選んでもらい、一番票が多く集まったのを、今回のせっかち歌仙・その8の発句としました。
いつも、不思議だなあと思うのは、ほんとうに、みんながばらばらの句を選びます。私はあまりよい句といってもわからないので、好きな句を選んでいます。今回も全く横一列でどうしようかなあと思っていたら、最後の人の票で、一番が決まりました。それで、スタートです。
連句が始まる時は、ちゃんと詠めるか不安だけど、ちょっとわくわくします。

興味のある方は、左のブックマーク★連句の部屋 をみてください。