紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

昔のフィルムを見つけた

2004-06-24 06:28:34 | 9・昔の風景
絵本 「けやきの木の下で」 を書く時にイメージした、当時の杉並区の久我山の町の写真です。バックに見えるのがけやきの木です。
これは、K子ちゃんともう一人近所の子と一緒に久我山幼稚園に登園するところです。
ということは、47年くらい前の写真ですね。すごーく古い。(笑)

この古い写真は、実は今年になって、フィルムのまま見つかったものです。
2月に父が亡くなり、父の遺品を整理していて、ダンボール箱一杯のフィルムを見つけました。
それを一枚ずつ、スキャナーで取り込んでみると、昔の子どもの頃の町が再現され、一気にタイムスリップしました。
父は、写真が好きで、家には、かなりたくさんのカメラがあった覚えがあるのだけど、こんなにたくさんの写真を撮っているなんて、全く知りませんでした。
しかも、私が小学校の高学年になって、オリンパスのバカチョンカメラ(なつかしい呼び名だ)が出回った頃から後の写真は、現像されて、アルバムに残っているけれど、それ以前の写真は、そんなにたくさん家にはなかったのです。バカチョン以前、父はよく自分で写真の現像をしていたのですが、きっと印画紙代とか高かったのか、手間がかかったためか、全部を現像しなかったのでしょう。現像する時の液は、酢のようなにおいがしたけど、あのにおいもなつかしいです。