紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

スキャナー

2004-06-27 15:55:39 | 20・日々のできごと
去年、なぜスキャナーを買ったかというと、家のアルバムを整理しようと思い立ったからです。
近所に引っ越してきた友人のKさんは、引っ越しの機会に、アルバムを三冊くらいにまとめて、あとはみんな処分したという。それを聞いて、私も、ずっと気になっていた30冊近くもあるアルバムをどうにかしようと考えた。

なぜこんなにたくさんの写真が、家にあるかというと、大半が、二人の子どもたちと一緒に海外を旅した記録である。子どもたちが小学生の頃、好き、嫌いにかかわらず、かなりの頻度で、私は海外に連れていった。たいていは、本を書くための旅行だった。旅に出るたびに、子どもたちや、景色、出会った人々の写真をとっているうちに、たまりにたまって、こんなにたくさんになってしまったのである。

もう一生二度と行けない国もあるし、息子と娘の子ども時代の写真も、ここにしかない。同じような中からピックアップして、あとは捨てればいいのだけど、それもなかなか難しい。そこで、フィルムからスキャナーでとりこんで、パソコンでみられるようにしようと考えた。
2万いくらかする、12枚いっぺんにスキャンできる機械を買ってきた。膨大な数のフィルムがあったので、全部をスキャンするのに、半年くらいかかった。それを6枚のCDに焼いて、娘と息子にもコピーしてあげた。これで、いつでもアルバムを処分できると思って、ほっとした。

(写真は、人がマメつぶみたいに見えるセコイアの森で。一緒に旅した友人の良流娯(らるご)さん親子と娘と息子)