King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

お草さん再会

2015年04月28日 23時52分12秒 | 日々のこと
以前ご紹介した紅雲町珈琲屋こよみがNHKで
放送されました。

シリーズものかと思いましたが、あれだけセットとして
利用されていたのに、わずか一話限りの放送でした。

映像で見たのと原作本での感じとはおのずと差がある
のは仕方ないものとして、ドラマの出来としてなにか
説明臭い展開のテンポの悪さと原作で想像したイメージと
の落差というか格差というか実写化されたイメージの
方が弱いというか演じ切れていないというか違和感を感じる
キャラが目につきました。

主役は下手に個性が出ていない人の方が良くこれは成功した
部類で、橋爪功もまあまあ成功で、失敗部類では運送屋役と
犯人に間違われる人とアルバイトの店舗手伝いの人。

実写化された架空の町紅雲町はとてもいいところで、店も
こんな店が実際あったらぜひ訪れたいという感じでまさか
秩父にこんな店があったのかという感じです。

実際に秩父でロケされたと知っていればあああそこを使った
のかと気が付きますが、そうでなければ高崎の中からいつ
秩父になったのか気が付く人は稀でしょう。

後珈琲屋からみたあれこれ気になることもあったのですが、
それはあえて触れないことにします。

原作を読んでいたから出て来たシーンのこの人物がこの設定
というのは理解できましたが、予備知識がない人がどこまで
ストーリーを理解したか、何が一番このドラマで主張したい
ことなのかというのが伝わらないもどかしさを感じました。

やはり一番のテーマは架空の街に架空の珈琲屋そのものが
あったらいいなという世界でありそれが実写化されたという
素晴らしさはあるのですが、それが既存の店舗に頼りすぎている
というか、そのままであり、もっと作品世界のこんな店が
あったら素敵だろうというスタイルを追求すべきだったのでは
という感じがします。
コメント
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